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伊勢崎めいせん屋としての日々の活動を紹介します。

上毛新聞「視点 オピニオン21」

2019年11月4日、上毛新聞の声の欄に毎日掲載されている「視点 オピニオン21」の委員を委嘱され紙面で紹介されました。第28期にあたる今回は56人が1年間交代で執筆しました。
2019年12月5日から2020年11月4日まで、掲載された7回の原稿を上毛新聞の了解を得て掲載します。

伊勢崎銘仙プランナー 金井 珠代さん(63) 伊勢崎市波志江町
技術と伝統 若者にも
 かつて伊勢崎の主要産業として街の発展を支えた伊勢崎銘仙。銘仙の美しさに魅了され、収集、活用に取り組んでいる。一つの着物を作り上げるのに、多くの職人が腕を振るった。彼らの技術と伊勢崎の伝統を若い世代に伝えたい。
【略歴】2016年に併用絣(がすり)を復活させたプロジェクトの呼び掛け人を務めた。1998年に伊勢崎市観光協会(現観光物産協会)臨時職員となり、21年間勤務。

上毛新聞「視点 オピニオン21」2019年12月5日

1.新たな縁とともに 伊勢崎銘仙への旅続く

 伊勢崎銘仙の魅力に取りつかれて約20年になります。きっかけは、1998年に伊勢崎市観光協会(現観光物産協会)の臨時職員となり、国の伝統的工芸品の「伊勢崎絣(がすり)」に出合ったことです。旧尾島町出身で、10年勤めた職場は前橋市でした。たまたま伊勢崎に住むようになったのが、銘仙への旅の始まりです。
 昨年末に観光物産協会を辞め、慣れ親しんだ「いせさき明治館」(黒羽根内科医院旧館)を離れました。明治館は2002年秋、中心商店街から100メートル北へ曳(ひ)き家移転した市指定重要文化財です。伊勢崎駅から徒歩7分で、市の観光拠点として伊勢崎銘仙を展示しています。
 たくさんの方々が明治時代の建物と銘仙を鑑賞にいらっしゃいました。来館者と銘仙談義で盛り上がり、ここでの7年間は私にとって濃密な日々の連続でした。
 初めのころ戸惑ったのは、市内の人の銘仙に対する非常に低い評価です。「銘仙は普段着よね。母や祖母が、生地が弱くってすぐ裂けちゃうって言ってたわ」「どんなに色がきれいでも、銘仙はお茶会や正式な場に着ていけないわね」「こんな派手な銘仙は伊勢崎では作ってなかった」などなど。銘仙は低級絹織物、くず繭で作った日常着だから展示に値しないと言われたことが何度もありました。
 身近な人ほど、その価値に気付きにくいのはよくあることです。浮世絵も海外から評価されて、初めて日本で再認識されました。今では立派な日本発の美術品です。
 伊勢崎銘仙は高価なブランド着物ではないけれど、半世紀以上前の職人さんたちの努力の末に完成した「織りの芸術品」だと思っています。無名職人たちの技の結晶です。
 銘仙技法の中でも最も高度で再現不可能と言われていたのが「併用絣」でした。3年前、復活に向け、「いせさき銘仙の会」代表世話人の杉原みち子さんと発起人になり、3柄16反を完成させました。14工程20人の職人技は素晴らしく、感動そのものでした。
 その後、貴重な機械が失われたり、職人の1人が亡くなったりと予期せぬ悲しいことが次々に起きてしまいました。現時点で併用絣の一連の工程を見ることができなくなってしまいました。この現状からどう継承していくかを模索中です。
 春から自宅で「伊勢崎銘仙プランナー」として動き始めました。多方面からさまざまな分野の方が来てくださり、銘仙でつながる新しい縁が生まれています。
 お世話になったなじみの職人さんたちとの絆をより深めながら、浮世絵のように銘仙が日本の伝統文化の芸術品として認められる日を夢見て…。私自身は大河に砂粒をまくようなことしかできませんが、多勢の人によって大きな波紋になることを願って、前に進もうと思います。

上毛新聞「視点 オピニオン21」2020年2月16日

2.伊勢崎発 東京、英国 世界へと羽ばたけ銘仙

 大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン」(4~6月)に向けた伊勢崎市の事前宣伝として、銘仙を銀座の真ん中で見てもらえる機会が訪れました。松屋銀座7階のデザインギャラリー1953が会場です。
 伊勢崎銘仙は明治から昭和にかけて、京都、大阪、名古屋、東京の有名デパートで展示即売会が年に何度も行われていました。今回はグッドデザイン運動を半世紀にわたって展開している、日本デザインコミッティーが主催します。ギャラリーの第764回企画展(2月26日~3月23日、入場無料)になります。
 伊勢崎銘仙の優れたデザイン性が認知された一歩だと思うと、とてもうれしく、できる限りの協力をしたいと思っています。
 展示タイトルは「いせさきメイセン―メイセンは二度死ぬ―」です。衝撃的、でもカッコいいでしょう。映画の007を連想させるスリリングな題名で、私はちょっと心がざわっとしましたが、好奇心が刺激され、たくさんの人が足を運んでくれる戦略と期待しています。
 展覧会担当は日本デザインコミッティーのメンバーでテキスタイリストの須藤玲子さんです。明治から昭和、そして現在の伊勢崎の職人たちが手掛けた「銘仙作品」をより美しく、分かりやすく見せるために、展示プランを積み上げては崩し、また積み上げてと、精力的に動いています。
 その様子が連日メールや電話で送られてきます。時間単位で展示提案が来るので、歓喜と驚きの交錯で、軽いパニック状態です。
 いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと伊勢崎銘仙「併用絣(がすり)」の復刻版、21世紀銘仙を作って丸3年。その時、デザインを無償提供してくれたのが須藤さんでした。英国のビクトリア&アルバート博物館での21世紀銘仙の永久保存に導いてくれたのも彼女です。
 その世界最高峰の博物館でも、21世紀銘仙「赤いレンガ造り」の着物が展示されます(2月29日~6月21日)。世界の人に見てもらえる最高の舞台を用意してもらえました。
 東京南青山にあるスパイラルガーデンで「これからメイセン」(3月24日~4月5日)が続きます。21世紀銘仙「時報塔」をデザインしてくれた東京造形大の後藤大樹特任教授が、学生たちと次世代メイセンを展示します。伊勢崎銘仙のスピリッツとエッセンスを加えた未来形です。
 10年前、市観光物産協会が銀座のぐんまちゃん家で「銘仙づくし展」を主催した時、織物関係者に「歌舞伎座の周辺には一流の呉服店が何軒もある。その近くで銘仙を展示するなんて、恥をかくだけだ」と、苦言を呈されたことが、今では夢のようです
 東京とロンドン、三つの伊勢崎銘仙の展示、ぜひその中の一つでも見に行ってください。

上毛新聞「視点 オピニオン21」2020年4月8日

3.多彩な伊勢崎銘仙 流行担った図案職の腕

 伊勢崎銘仙の魅力を伝える中で、さまざまな場所に出て行くことがとても多くなりました。
 この1年を振り返っても、市図書館や独協大、東京造形大での銘仙講座、さいたま市で開催された「きものサミット」、松屋銀座でのメイセン展、ロンドンのビクトリア&アルバート博物館で行われた「Kimono:Kyoto to Catwalk」レセプション…。全て銘仙に関わったおかげです。
 大勢の前で話したりすることが苦手な私でも、なんとかハードルを越えてきました。いつも隣には、元気の塊のような、いせさき銘仙の会代表の杉原みち子さんがいます。プラス思考のパワーと巧みな話術で銘仙を語る姿は、たくましく果敢で、時に吹き飛ばされそうになるほどです
 東京造形大主催の「これからメイセン」は残念ながら、中止になりましたが、彼女の並外れた行動力で、吹き荒れるコロナ禍の中でも次の銘仙イベント企画が進行中です。
 行く先々で必ず聞かれることがあります。「銘仙の柄や色のデザインはだれが考えたの、昔のものなのにとても現代的で…」。アンティーク、ビンテージものの銘仙は、デザインと色彩が驚くほど豊富です。私が銘仙に魅せられた原因もそこにあります。
 花鳥風月は当たり前、アールヌーボー、アールデコ柄、更紗(さらさ)、建物、道具、果ては時代を切り取ったキャラクター柄等々。私のコレクションにも、1953年英国のエリザベス女王2世戴冠に合わせた、ウエストミンスター寺院とバラに囲まれた王冠が写実的に織られたものがあります。
 銘仙が最盛期だった大正から昭和時代に、図案職というデザインを売る職業がありました。大阪、京都、名古屋、東京の大手デパートでは、美術学校卒の人を雇い入れ、図案の描き手にしました。洋行帰りの人が、エッフェル塔や凱旋(がいせん)門、パリジェンヌを描くことなんて、朝飯前だったと想像できます。
 伊勢崎でも何十人か図案職がいたようです。「絵描き」と呼ばれる人を何人も抱えて図案を描かせていました。大体が縦75センチ、横35センチ前後の、1柄分のボール紙を大量に持って機屋にセールスに行き、1枚いくらで販売したようです。銘仙がカジュアル着だったからこそ、自由闊達(かったつ)な模様が次々に生産され「銘仙が流行をつくる」時代があったのです。
 市図書館が、銘仙のアーカイブ化に取り組んでいます。ボランティアで元職人の聞き取り調査に同行していますが、今まで図案職や絵描きの人からのお話を聞ける機会に恵まれていません。銘仙を語る上で、どうしてもお会いしたい職業の人です。お心当たりのある方は私のHP(isesakimeisen.com)か市図書館へご連絡ください。

上毛新聞「視点 オピニオン21」2020年5月31日

4.自粛生活の中で これからの銘仙に期待

 新型コロナウイルス対策で、3月下旬から自粛生活が続いています。最初は銘仙プランナーとして今、何が発信できるだろうか、と悩み焦りましたが、この異常事態を受け入れているうちに、日々の生活にも慣れてきました。
 出かけられない不自由さ、人恋しさより、家で好きなように時間を費やす楽しさを味わっています。手作りの銘仙マスクやポーチが、日を追うごとに増えて、部屋中にぎやかな銘仙色に染まっています。
 伊勢崎市文化会館のリニューアルオープンに合わせ、5月末に開催予定だった、9回目となる「銘仙ファッションショー」も1年先送りとなりました。
 3月末に市職員といせさき銘仙の会の杉原みち子さん、高木照子さん、文化会館の担当者と大ホール(1500人収容)で打ち合わせをしました。不安を抱えたまま準備しても、最良なパフォーマンスはお見せできないと、全員一致で決定し、これから1年をかけて伊勢崎銘仙の魅力を引き出すショーを考えていくことになりました。特に高木さんが制作するピンワークドレスの生地は、市内企業の下城株式会社の協力が得られることになって、期待が膨らみます。
 伊勢崎銘仙の功労者として一番先に名が挙がるのが、下城弥一郎(1853~1905年)です。県内中学校の道徳副読本の中でも「困難に立ち向かい乗り越える心~織物産業を守った人々」として功績が紹介されています。その志を継承しているのが同社の4代目となる下城郁雄さんです。
 東京造形大とも産学連携プロジェクトでタッグを組み、学生たちと16種類の新メイセン開発に取り組みました。このプロジェクトの集大成「これからメイセン―銘仙の源泉と変遷―」の冊子が私の手元にも届きました。
 表紙に本物の新メイセンの一部が貼ってある、美しい装丁です。伊勢崎銘仙が盛んだった頃の自由なデザインをほうふつとさせますが、それでいて懐古的では全然ない、新鮮なデザインに圧倒されました。概要は同大のHP(https://www.zokei.ac.jp/works/details/?id=2113)でも見られますが、やはり手に取って見てこそ、伝わるものがあります。市図書館で貸し出ししていますので、ぜひ、ご覧ください。
 リニューアルオープンした文化会館南側エントランスホール入り口の上には、型紙職人から現代アート作家として活躍した伊藤正義さんの刀刻作品の大作が、新たにはめ込まれました。外光を受けて、幻想的な世界が広がり、伊藤さんが追い求めた「伝統とモダン」にふさわしいモニュメントとなっています。
 コロナ明けに「これからメイセン」の展示が見られる未来があることを、切に願って自粛生活を継続しています。

上毛新聞「視点 オピニオン21」2020年7月22日

5.絹100% 銘仙の原材料は絹紡糸

 特別展「きもの KIMONO」が6月30日から8月23日まで、東京上野の国立博物館平成館で開催されています。開催初日に朝日新聞1面にカラー写真とともに、展示の内容が掲載されました。
 銘仙を着付けたトルソー7体が前列に並ぶ写真でした。着物と羽織は1体を除き、すべて昭和初期から中期に作られた伊勢崎銘仙「併用絣(がすり)」。約300件の展示物から、銘仙の写真が選ばれていることに、「やっと銘仙の素晴らしさが認知されてきたんだな」とうれしくなりました。
 でも、その写真説明には「…大正から昭和初期にかけて、くず繭やくず糸を使って織られた『銘仙』…」。ガーン、一気に心が沈みました。何で、いつまで、「銘仙=くず繭、くず糸から作った」と解説されるのでしょうか。
 確かに、良品の繭を繰糸した生糸だけで作られた着物ではありません。銘仙の大半は、不良品の繭やくず糸を紡績機械で加工した、生糸と見間違うほどの絹紡糸(けんぼうし)を原料として作られています。現在この絹紡糸は日本ではほとんど生産されておらず、手掛けているのは滋賀県の1社のみです。輸入品は生糸と同等か、むしろ高い値段で取引されています。
 英国で18世紀半ばから19世紀に、蒸気機関や紡績機械が発明され、産業革命が起こります。世界の経済が転換する時代です。
 1871(明治4)年に政府中枢にいた岩倉具視、大久保利通らの使節団が西欧諸国を1年半にわたって視察した際、英ブラットホールト府で「桑畑もなく、養蚕もしていないのに、日本や支那(現在の中国)からくず繭をただ同然で輸入し、器械によって細美な糸をつくり、絹を再生している」と驚愕(きょうがく)したそうです。
 特に大久保は、仏リヨンでも同様の体験をして、日本への導入を強く決意し、77(明治10)年に佐々木長淳(ながあつ)に命じ、群馬県新町の官営屑糸紡績所を建設することになります。開業式典には、大久保をはじめ大隈重信、伊藤博文、前島密、松方正義、県令の楫取素彦と歴史に名を刻んだ人たちが参列しています。
 富岡製糸場で作られた生糸は外貨を稼ぐために欧州や米国に輸出され、絹のストッキングやドレスになりました。新町で作られた絹紡糸は銘仙や、着物の裏地や長襦袢(ながじゅばん)に用いられる富士絹になって日本中の一般女性を彩り、ファッションに目覚めさせました。そして、着物をモダンアートな流れに加速させました。
 化学繊維のレーヨンの原料は木材パルプ、合成繊維のポリエステルは、石油からできていますが、わざわざ原材料を表示しません。伊勢崎銘仙の素材は、絹紡糸と生糸、絹100%です。
 「シルクカントリー群馬」を標榜(ひょうぼう)する行政や、マスコミの方々には、もっと銘仙に関心を寄せ、理解していただきたいのです。

上毛新聞「視点 オピニオン21」2020年9月8日

6.過去も、未来も 銘仙は伊勢崎の文化

 いつもとは違う特別な秋、見えないウイルスを常に意識し、緊張しながら、少しずつ動き始めています。
 銘仙の職人さんたちへの聞き取り調査も、伊勢崎市図書館職員と再開しました。以前はご自宅に伺い時間の許す限り、お話ししてもらいましたが、今は近くの公園で、マスクとフェースガードを着け、短時間で効率的に聞き取る方法で、協力してもらっています。
 伊勢崎市の歴史を考えていく中で、織物産業はとても重要なものです。個人的には、街のアイデンティティーそのものだと考えています。
 調査開始から2年、協力者に共通していることがあります。職種や家庭環境は違いますが、職人として活動していた時期が一緒なので、子どもの頃に戦争を体験し、青春期に物のない過酷な時代を過ごしています。
 前橋空襲の日、焼け出されボロボロになりながら線路沿いを歩いて帰ってきた人。あと1日終戦が遅ければ海の藻くずと消えたという人。復員してきた父親の顔が真っ黒で怖くておびえたという人、等々。調査を進める中で、図らずも戦争体験も同時に記録しています。それぞれが淡々と話す姿に、胸ふさがれ感涙することもしばしばです。
 音源からの文字起こし作業を早稲田大社会科学部の堀芳枝教授が、ジェンダー研究の一環として、引き受けてくれています。近々、聞き取り調査に合流する予定です。
 銘仙を通して充実した時間をもらっているものがもう一つ。市内中学校に出向いての「ふるさと学習」です。銘仙の会の杉原みち子さん、明治館職員、ボランティアの人たちと10年前から継続している活動です。昨年は小学校1校を入れて8校、約1150人が受けてくれました。
 銘仙を身に着ける体験を通して伊勢崎の歴史や絹文化を知ってもらう授業です。体育館全体に銘仙を着た中学生が自由に動く様は、美しく華やかで、生徒同士の歓声が飛び交い、笑顔がはじけまぶしいほどです。「何の魅力もない街だと思っていたけど、自慢できる」「伊勢崎のすごさを知らなかった」「銘仙をもっと知りたい、興味が湧いた」「着付を習いたい」など、さまざまな感想が寄せられます。
 今年はすでに、10月から2月まで6校の依頼がありますが、社会情勢を踏まえ、新たな授業形態を構築しなければならないと思っています。
 8年前、四ツ葉学園在学中に、この授業を受けた村上采(あや)さんが株式会社Ayを設立し、今月、アパレルブランド「Ay」の公式発表をします。ビンテージ銘仙を使った、10代から20代前半向けの洋服です。現在、慶応大の学生ですが、ゆくゆくは伊勢崎ブランドを確立し、銘仙の魅力を次世代につなごうとしています。応援よろしくお願いします。

上毛新聞「視点 オピニオン21」2020年11月4日

7.先人からの贈り物 伊勢崎銘仙が広げる夢

 伊勢崎銘仙について7回目、最後の寄稿です。ライフワークである伊勢崎銘仙を、紙面で発信できる機会に恵まれたことにとても感謝しています。
 コロナの感染状況によって流動的ですが、銘仙展示の予定がやっと立ちました。11月26日から12月28日までの約1カ月間、県庁31階物産展示室で「Emotional 伊勢崎メイセン~湧き上がる感動~」を開催します。
 3月に松屋銀座で行った「メイセンは二度死ぬ」の展示に近いものを見てもらいたいと、伊勢崎市文化観光課、いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと一緒に考えています。松屋銀座の展示は、自粛生活が始まったころ。協力してくれた職人さんたちも、バスを仕立ててにぎやかに上京することを楽しみにしていたのですが、実現しませんでした。今回、リベンジです。
 もう一つ。英国ビクトリア&アルバート博物館と同じ熱量を持って、21世紀銘仙を美術館に迎え入れたいという夢のある話が舞い込んでいます。21世紀銘仙が、再び世界に羽ばたいて行けるように願いながら、県庁での展示ができればと強く思っています。
 伊勢崎銘仙の生き字引のような職人さんたちも、それぞれ元気にしています。整経の大山仙八さんは、染めや織りの研究に夢中です。捺染(なっせん)の石井広実さんと連携して、また面白い織物を見せてくれそうです。金沢経明さんは10月から裂き織り教室を再開しました。家が近所なので時々お邪魔すると、軽自動車でも運搬しやすいように、織機を改良したり、タペストリー用に、たて糸を捺染する器械を作っていたりと、精力的に活動しています。
 私も7月末から銘仙で癒やされるものが何かできないかと考え「銘仙テディベア」を思いつきました。
 銘仙の小物づくりを一緒にやってくれている友人に相談し、試作品を作ってもらいましたが、見事な「テディドッグ」が誕生。2人で久しぶりに、おなかが痛くなるほど笑い転げました。それから現在までテディベアづくりに没頭しています。少しずつパンヤ(綿)で膨れていくと、まるで命が吹き込まれていくようで、今までの小物づくりとは違った喜びを感じています。作りながら、いとおしいと思えるのが本当に不思議です。
 同じ型紙を使用しても、銘仙の柄が違うだけで全く違う印象のものが仕上がり、あらためて銘仙の奥深い魅力に取りつかれています。10月27日の「テディベアの日」に商品として発売しました。まずは、伊勢崎めいせん屋のHPから発信します。伊勢崎神社や知り合いのカフェと美容院の2店にも置かせてもらえることになりました。
 伊勢崎銘仙に関わったことでたくさんの人と出会い、次々に夢が広がっていきます。伊勢崎の先人たちに感謝です。

Emotional 伊勢崎メイセン ~湧きあがる感動~

日本デザインコミッティーが、松屋銀座7階デザインギャラリー1953で3月に開催した展示を、伊勢崎市文化観光課と21世紀銘仙プロジェクトの共催で群馬県庁に再現しました。

県庁展示

県庁31階、レストランのあるフロアで、県庁が開いている時間(平日8時半~22時、土日祝日9時~22時)に無料で見ることが出来ます。

群馬県庁31階物産展示室 11月26日~12月27日

松屋銀座で展示した反物や銘仙パネル、21世紀銘仙の製造工程や道具類など、コロナ禍で銀座に行けなかった方にも楽しんでいただけるよう、出来る限り再現しました。

県庁展示

パネルと同じ生地のテディベアがお出迎えです。

県庁展示

大正から昭和中期に作られた銘仙をパネルにしました。

県庁展示

銘仙の多彩なデザイン、色彩をお楽しみください。

県庁展示

ガラスケースの中に入っています。

県庁展示

パネルを斜めに支えているのは、昔よく使われていた糸枠です。

県庁展示

ここにもテディベアが。

県庁展示

パネルにはそれぞれの技法が書いてあります。

県庁展示

パネルは合計で22枚展示しています。

県庁展示

反対側のガラスケースには銘仙の反物と、21世紀銘仙の工程を説明したイラスト、実際に使用した道具類などが並んでいます。

県庁展示

板締め、緯総、併用など銘仙の技法による柄の違いをご覧ください。

県庁展示

モチーフがバラエティーに富んでいるのも銘仙の特徴です。

県庁展示

銘仙が作られたのは大正から昭和中期がほとんどですが、この3反は現代銘仙です。

県庁展示

右から時報塔、つつじ、赤いレンガ造り。21世紀銘仙の3柄です。左端は赤いレンガ造りを経糸だけに捺染した解し絣で織ったものです。となりの併用絣との色の違いをご覧ください。

県庁展示

左端は整経した経糸12mを巻いたをお巻き。下は原画、上は捺染した経糸。原画のデザインはテキスタイルデザイナーの須藤玲子さん。

県庁展示

原画を色ごとに彫った型紙、経糸用3枚、緯糸用6枚。実際に21世紀銘仙に使った型紙は、ビクトリア&アルバート博物館に永久保存されているので、この型紙は松屋銀座の展示用に新たに彫りなおしてもらったものです。型紙彫りは膳勝美さん、型紙の紗張りは根岸茂行さんにお願いしました。お二人とも伊勢崎市在住です。型紙の右上に置いてあるのは経糸捺染用のヘラです。

県庁展示

上は板に巻いた緯糸、下は巻いた緯糸に捺染したものです。右は緯糸捺染用の丸刷毛。

県庁展示

左は筬(おさ)、右は綜絖(そうこう)。織り機に装着する道具で、綜絖で経糸を交互に上げ下げし、通した緯糸を筬で打ち込みます。

県庁展示

左は緯糸の綛(かせ)、上に小さく並んでいるの綛から巻いた管(くだ)です。管を順番に次の写真の杼(ひ)に付けて織っていきます。本はビクトリア&アルバート博物館で行った「KIMONO展」のカタログ、永久保存された21世紀銘仙の写真です。

県庁展示

ビクトリア&アルバート博物館からの招待状と永久保存を知らせるメール。右は織り機に付ける杼。

県庁展示

最後までご覧いただきありがとうございました。

トップページにも掲載していましたが、こちらにも動画を載せておきます。YouTubeの右下の四角を押して全画面表示にすると、細かいところまでよく見えます。

第764回デザインギャラリー企画展

日本デザインコミッティーが松屋銀座7階デザインギャラリー1953で3月23日(月)迄開催している展示会です。
この展示は終了いたしました。

決して広くないスペースですが、ダイナミックな展示になっています。

「いせさきメイセン―メイセンは二度死ぬ」

貴重なコレクションと資料を取り揃え、銘仙の驚くべき技術と創造性の世界を紹介しています。

壁面には、2016年に半世紀ぶりに復活した、「21世紀銘仙」の制作工程が、イラストで説明されています。

経糸と緯糸双方に同じ柄を型紙で捺染する「併用絣」の工程を、詳細なイラストで表しています。

中央には、いろいろな技法で作られた反物が飾られています。

「21世紀銘仙」で復活した併用絣3柄も展示されています。右から3番目の「赤いレンガ造り」がイギリス、ヴィクトリア&アルバート博物館に収納された銘仙です。

柱の面には、捺染作業中の写真や、筬、綜絖、シャトルなどの道具も展示されています。

別の壁面には伊勢崎銘仙で作った振袖。帯や草履などは須藤玲子さんのお見立てです。

反対側の壁面には、大正から昭和にかけて実際に作られた銘仙の生地をパネルにして展示しています。いずれも型紙捺染で作られた解し絣、併用絣、緯総絣です。

柱の反対側の面には、経糸の型紙と仮織りした経糸、緯糸の型紙と捺染した緯糸が展示されています。

展示されているパネルは32枚。風景や植物を描いたもの、シンプルな抽象柄など、どれも半世紀以上昔に作られたとは思えないデザインです。

21世紀銘仙プロジェクト

2016年、およそ半世紀の間途絶えていた伊勢崎銘仙だけの技法「併用絣」の着尺を、14工程20人の職人さんたちの力で復活させることが出来ました。

その際作った3柄のうち、須藤玲子さんデザインの「赤いレンガ造り」がV&Aに永久保存され、今回展示されました。

V&Aレセプション

2月29日からのオープンに先立ち、2月26日午後6時45分からレセプションが行われました。

ヴィクトリア&アルバート博物館の正門前。レセプションということなので、銘仙を着て参加しました。

今回の展示「KYOTO:Kimono To Catwalk」の入り口です。

銘仙コーナーには、伊勢崎銘仙のポスターも飾られていました。

いせさき明治館で見るような銘仙の数々。ロンドンで見るのは、感慨深いものがあります。鮮やかな菊柄の併用絣。

赤、白、黄色の円形と矩形柄。括り絣。

黒や朱色、黄色などの波線模様。これも併用。

紺一色のチューリップ模様。解し絣。

御所車の車輪模様。解し絣。

黄色地に黒の横線。斜めにつる草。併用絣。

青、赤の花柄。緯総絣。

春の花の枝越しに、緑に抱かれた水辺のお宮の景色。併用絣の得意とする絵柄の一つです。

白地に輪を描いた黒線。線の間には赤や黄色の色が。併用絣。

色鮮やかな併用絣の羽織をジャケットのように。

鏡を使い立体的で印象的な展示です。

「赤いレンガ造り」の前で杉原さんとツーショット。

銘仙プランナー

伊勢崎の西部モールの一角、MOVIX伊勢崎があった跡地に、6月6日総合住宅展示場がオープンしました。

住友林業

その2週間ほど前、伊勢崎めいせん屋にメールで、住友林業の高草木さんから「新しくできるモデルハウスに、銘仙で作ったものを置きたい」というお問い合わせをいただきました。
まだ工事中のモデルハウスに生地を持参して打ち合わせし、コースターとリバーシブルのランチョンマットを制作させていただくことになりました。

6月8日モデルハウスにお邪魔して写真を撮ってきました。

ランチョンマットは3枚、リバーシブルで使えるように裏表違う柄になっています。コースターは季節に合わせて使えるよういろいろな柄で14枚納品させていただきました。伊勢崎銘仙の説明文も置いてもらいました。

銘仙プランナー

名和支店は2月8日から、豊受支店名和出張所に変わりました。大手町出張所同様、毎月飾っています。

9月30日まで展示する伊勢崎銘仙。こちらは深い緑色の縞に、色鮮やかに紅葉した木の葉模様の併用絣、袷です。

アイオー信用金庫 名和出張所

豊受地区、名和地区は、銘仙が盛んだった頃、製作の中心となっていました。伊勢崎銘仙の代表的な技法、併用絣が作られていた地域です。

8月31日まで展示した伊勢崎銘仙。こちらは白地に四角い柄の緯総絣。涼し気な柄の単衣です。

7月31日まで展示していた伊勢崎銘仙。こちらは白地に何色も色を使った更紗模様の併用絣です。更紗模様はインド原産といわれ、インド更紗、ジャワ更紗など、今もアジア各地でよく見られる模様です。

6月30日まで展示した伊勢崎銘仙。こちらはシックな抽象模様の併用絣。モダンです。

5月31日まで展示した伊勢崎銘仙。今回は季節に合わせたバラ柄の併用絣です。バラは、銘仙では最もポピュラーな素材の一つで、たくさんの種類が作られています。

4月30日までに展示した伊勢崎銘仙。今回はピンク地のカーネーション柄の併用絣です。

3月30日まで展示した伊勢崎銘仙。紫色の地に赤、黄、グレーで桜を描いた併用絣です。弥生三月、桜の時期に合わせてみました。

2月26日まで展示した伊勢崎銘仙。春らしい梅花柄の併用絣の羽織に黄色い括り絣の着物を合わせました。

銘仙プランナー

10月展示の伊勢崎銘仙。鮮やかなオレンジ色の地に、白い菊花模様。昭和初期から中期に作られた併用絣です。

アイオー信用金庫 大手町出張所

9月に展示していた伊勢崎銘仙。先月に引き続き、軒並み中止の花火大会に、せめてもの花火柄の併用絣。9月なのでもう袷です。

8月展示の伊勢崎銘仙。今年も夏祭りは軒並み中止ですが、せめてもの神輿柄の併用絣、単衣です。お祭りの熱気が伝わってきそうな逸品です。

7月に展示していた伊勢崎銘仙。青地にシルバーの花と波の模様の解し絣。単衣です。

6月展示の伊勢崎銘仙。背景の涼し気な緑の帯はレース模様のよう。そこに銘仙では珍しいカトレア。赤と白の艶やかな花が彩る併用絣です。

5月31日まで展示した伊勢崎銘仙。季節に合わせたバラの花。花だけではなく、葉っぱまでも赤い印象的な併用絣です。

4月30日まで展示していた伊勢崎銘仙。動きのある花柄の併用絣です。白とグレーの流れるような背景に、印象的な黒い枝と花。昭和中期の銘仙ですが、古さを感じさせません。

3月30日までに展示した伊勢崎銘仙。今回は春らしくいっぱいの蝶々柄。赤地に鮮やかな黄色の蝶が飛び交う併用絣です。

2月26日まで展示した伊勢崎銘仙。極寒の季節に合わせ雪景色の併用絣の羽織です。紅梅のつぼみが春の訪れを告げています。着物は光沢のある赤茶の壷柄の緯総絣です。

1月28日までに展示した伊勢崎銘仙。お正月らしく華やかに。てまり柄のピンクの羽織は昭和初期から中期の併用絣です。明るい抽象柄の着物と合わせてみました。着物は解し絣の現代銘仙です。

12月25日クリスマスまでの1週間のみ展示している伊勢崎銘仙。ヨーロッパを思わせる夜景の空を何かが飛び交っているよう。よく見ると白い線はハートを描いています。サンタのそりの軌跡でしょうか。昭和初期から中期の併用絣です。

12月18日までに展示した伊勢崎銘仙。今回は羽織と着物。ゴッホのタッチを思わせるような、動きのある明るい抽象模様の羽織に、クリスマスカラーのダイヤ柄の着物を合わせてみました。昭和初期から中期の併用絣です。

11月に展示した伊勢崎銘仙。鮮やかな紅葉に彩られる風景を織りだした併用絣。高台にはお城も見えます。昭和初期から中期にかけて作られた袷の伊勢崎銘仙。

10月に展示した伊勢崎銘仙。秋色の花柄銘仙。昭和初期から中期の併用絣です。

9月に展示した伊勢崎銘仙。グリーンの横縞に、音符のような曲線が描かれリズム感ある模様の併用絣。昭和初期から中期にかけて作られた袷の伊勢崎銘仙。

8月に展示した伊勢崎銘仙。涼しげな竹をモチーフにした単衣の併用絣。

7月に展示した伊勢崎銘仙。昭和初期に作られた単衣の併用絣。大胆な渦巻模様と鮮やかな色彩が目を引く。

6月まで飾っていた伊勢崎銘仙。昭和初期から中期に作られた単衣の併用絣。花弁や葉をモチーフにした抽象模様。

アイオー信用金庫の大手町支店が、2月17日に大手町出張所になってリニューアルオープンするにあたり、伊勢崎銘仙を飾りたいというお話をいただきました。

アイオー信用金庫が作ってくれた看板。

1月20日に長谷川理事長と高橋さん、谷田さんが自宅に見えてお話を伺い、2月10日に下見、17日のオープン前に展示してきました。

中央の太い柱には、併用絣の鮮やかな反物を飾りました。

正面奥、右側の壁に飾った華やかな紅梅の銘仙が目を引きます。

テレビの下には、技法の説明と、銘仙の生地を貼ったアルバムを置き、お客さんに見てもらえるようにしました。

窓側にある3か所の壁のくぼみには、銘仙の生地で作ったファブリックパネルを飾りました。入ってすぐの場所には、おめでたい孔雀柄のパネル。

次は木に咲いた花を思わせる抽象柄のパネル。下にはパッチワークのように、銘仙の生地を貼り合わせたアートフレームを置きました。

ここも抽象柄。印象的な作品です。

3つあるテーブルには銘仙で作った小さなバラの花を置きました。

伊勢崎めいせん屋では、このようなディスプレイのご相談も承ります。メールでお問い合わせください。

ふるさと学習

2021年3月8日(月)、伊勢崎敬愛看護学院の、地域の歴史と文化を学ぶ授業の時間に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

伊勢崎敬愛看護学院

1年生39人(女性36人、男性3人)が参加してくれました。男性は羽織を裏返しにして羽裏を見せるようにまとい、女性は色鮮やかな伊勢崎銘仙の羽織に、髪飾りなどでコーディネートして楽しみました。今回の写真は先生に撮影してもらいました。

ふるさと学習

2021年2月16日(火)、伊勢崎市立あずま中学校2年生274人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

伊勢崎市立あずま中学校

今回の写真は全て先生に撮影してもらったものです。みんな思い思いの羽織をまとい、髪飾りや小物でコーディネートしました。

ふるさと学習

2020年12月15日、伊勢崎市立第三中学校1年生およそ230人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

今年はコロナ禍の中なので、いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと二人の授業です。明治館のスタッフや市の文化観光課の方たちが、事前の準備や生徒さんたちが着た羽織の始末などをしてくれています。

伊勢崎市立第三中学校

着物を着た子には舞台に上がってもらいました。

綿が入って暖かいねんねこ袢纏(ばんてん)。赤ちゃんの代わりはテディベア。お母さんが銘仙を織っている間、お父さんが赤ちゃんをおんぶ。伊勢崎では昔から"イクメン"がいました。

密を避けるため、広い体育館いっぱいに間隔をあけて座ります。

1反12m、反物の長さを感じてもらいました。糸の段階で染める銘仙は、表も裏も同じ鮮やかさです。

田口先生と杉原さんのランウェイウォーク。生徒さんたちも後に続きます。

持参してもらったグッズを使い、みんな思い思いのコーディネートを楽しみました。

ふるさと学習

2020年12月8日、伊勢崎市立第一中学校2年生およそ170人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

綿が入って暖かいねんねこ袢纏(ばんてん)。赤ちゃんの代わりはテディベア。お母さんが銘仙を織っている間、お父さんが赤ちゃんをおんぶ。伊勢崎では昔から"イクメン"がいました。

伊勢崎市立第一中学校

半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

男の子が頭にリボンをつけたり、ターバンを巻いたり、帽子やストールなどで現代的なスタイルのコーディネイト体験をしてもらいました。

銘仙の様々な柄や、反物の種類の違いを見てもらいました。中央の帽子をかぶったサングラスの人はいせさき銘仙の会の杉原みち子さん。

コロナ禍の今年はみんな間隔をとっての授業となりました。

ふるさと学習

2020年12月1日、伊勢崎市立第二中学校1年生およそ120人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

今年はコロナ禍の中でのふるさと学習です。感染対策もバッチリ。

伊勢崎市立第二中学校

いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

生徒さんには好きな羽織を着てもらい、銘仙の暖かさや肌触りを体験してもらいました。

人工衛星の柄や象と鳥など、銘仙のデザインが世の中の物事を、柔軟に取り入れていたことを見てもらいました。

およそ12メートル。1着の着物が出来る1反の着物地はこんなに長い!

ふるさと学習

2020年10月27日、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校3年生120人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

コロナ禍の中でのふるさと学習、今回の着付は先生方が担当してくれました。

伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校

いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

生徒さんには好きな羽織を着てもらい、帽子やストールなど現代的なスタイルのコーディネイト体験をしてもらいました。

ふるさと学習

2020年1月28日、伊勢崎市立境南中学校1年生100人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

明治館のスタッフ、ボランティアさんが授業に先立ち先生方の着付をします。

伊勢崎市立境南中学校

いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア5人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

男の先生は、主にボランティアの長谷川いちのさんが着付をしてくれました。

教育委員会の赤岩先生も見に来てくれました。

今回は総勢11人で担当します。

着付を終えた男子生徒から順番に感想を聞いて行きます。

続いて女子生徒にも聞きます。

先生にも感想を聞きました。

1反、12~13メートルで1着の着物が出来ます。

休憩時間に質問をしにきた生徒さんもいました。

こちらも休憩時間。次に着たい羽織を探しています。

銘仙は時代の流行を柄に取り入れていました。

男女ペアでランウェイウォーク。

先生もノリノリです。

周りの生徒たちも大喝采。

代表の生徒さんからお礼の言葉をいただきました。

「人生に失敗はない。経験があるだけ。夢があれば何でもできる」杉原さんの結びの言葉です。

この境南中で、今年度のふるさと学習は全て終了いたしました。

地域交流

2020年1月26日(日)、埼玉県立歴史と民族の博物館で「きものサミット」が行われました。

これは、埼玉県主催で昨年10月に「埼玉WABI SABI大祭典」という催し物の一部として行われる予定でしたが、台風19号の影響で中止になったものですが、今回、関係者の熱意で単独のイベントとして行われました。

開場前。120人ほどのホールです。

きものサミット

着物研究家で、十文字学園女子大学教授の大学教授のシーラ・クリフ氏が講演を行い、主催の「川越きもの散歩」の他、秩父、足利、館林、伊勢崎の5グループが参加し、それぞれの取り組みを発表しました。

会場も、各地から持ち寄った着物や反物でディスプレイしました。

21世紀銘仙の「ツツジ」をメインに、伊勢崎の併用絣が中央を飾ります。

出演者の打ち合わせ風景。左から2番目がシーラ・クリフさん。半併用の羽織を着ていました。

両巨頭の握手?。左は華道家で銘仙コレクター、秩父の木村和恵さん。およそ600点ものコレクションをこの博物館に寄贈したそうです。

休憩時間中。用意した資料120部はすべて終わりました。会場には銘仙を着たお客さんもチラホラ。

出演者席で。あれこれ着物談義に花が咲きます。

伊勢崎が発表のトリを飾り、スライドでこれまでの活動を紹介します。

最後に登壇者全員で記念写真。左端がこのイベントを取り仕切った川越きもの散歩の藤井美登里さん。

ふるさと学習

2020年1月21日、伊勢崎市立境西中学校1年生64人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

先生方にも協力してもらって、明治館から運んだ銘仙を並べ準備します。

伊勢崎市立境西中学校

いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア4人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

先ずはご挨拶。その後、女子は好みの銘仙を選び着付けを、男子は先着10名は着物を、その他は気に入った羽織を着ます。

羽織は裏地にも注目。

女子生徒全員で36人、なかなか着付けが終わりません。

着物を着た感想を聞いて行きました。

「いくらぐらいで買えますか」などの質問も出ます。

着物1着分、およそ12メートル。反物の長さにも、大胆な柄の反物が半世紀以上も前に作られたことにもびっくり。

この羽織の柄は何でしょう?

人工衛星スプートニク1号、銘仙は時代を反映しています。

休憩時間、髪飾りを取り替えたり、加えたり、おめかし。

大歓声の中ランウェイを歩きます。

向こう側では先生たちが写真撮影。

校長先生と杉原さんも歩きました。

最後に「貴重な体験でした」と感謝の言葉をいただきました。

(番外編)焼きまんじゅう愛好会

2021年1月11日、毎年1月11日伊勢崎初市の日に、いせさき焼きまんじゅう愛好会が主催して行う「上州焼き饅祭」を、伊勢崎神社で行いました。

例年、境内を埋めつくす数百人の参拝客に見守られ行われる焼き饅祭も、今年は感染の危険を避けるため縮小し、拝殿内での神事のみ執り行いました。通常の「福饅神事」に加え「疫病退散」の祈願を行いました。

「2021年上州焼き饅祭」

今年は使うことのない大串、刷毛、たれを入れる壷も、例年通りお祓いをしてもらいました。

焼きまんじゅう愛好会の井上会長が玉串奉奠しました。

伊勢崎神社の宮司によるお祝詞奏上です。

(番外編)焼きまんじゅう愛好会

2019年12月21日、毎年1月11日伊勢崎初市の日に、いせさき焼きまんじゅう愛好会が主催して行う「上州焼き饅祭」のリハーサルを、伊勢崎神社で行いました。

年男年女、巫女役や焼き手は毎年変わるので、本番に向けて手順を確認しました。

「上州焼き饅祭」リハーサル

例年、24歳から60歳までの年男年女4人を選び、通常の焼き饅頭300個分の大まんじゅうに「願い文字」を書いてもらいます。今回は当日が休日なので、12歳から48歳の子年4人にお願いしました。

本番の時は4人に銘仙を着てもらいます。

ふるさと学習 

2019年12月17日、伊勢崎市立第三中学校1年生202人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

女子に着てもらう銘仙に合う帯を選んでいます。

伊勢崎市立第三中学校

いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア2人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

着物を着られなかった生徒は羽織を着ます。長テーブルに並べておいて、好きな柄を選んでもらいます。

担当の田口先生と斉藤先生。生徒入場前に準備万端。

女子生徒の着付が終わると、体育館が一気に華やかに。体操着から大変身。

着る人に合わせて、帯の結び方も変えています。

ステージ上には男子も整列。着物を着ると男女とも雰囲気が変わります。

校長先生に感想を話していただきました。

他の先生方にも銘仙を着た感想をお聞きしました。

1反の反物の長さにびっくり。表も裏も同じように鮮やかな銘仙の生地を見てもらいました。

音楽に合わせて毛氈のランウェイを歩くと、周りから歓声が上がります。

代表の生徒さんから感謝の言葉をいただきました。

最後に花束までいただきました。

ふるさと学習 

2019年12月9日、伊勢崎市立第二中学校1年生186人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

明治館スタッフが先生の着付を行いました。

伊勢崎市立第二中学校

いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア2人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

ALTの先生にも着物を着てもらい、感想を聞きました。 銘仙は外国の人にもとても良く似合います。

着物を着られなかった生徒には、銘仙の羽織を着てもらいました。羽織の裏にもおしゃれなデザインの柄が‥。

着付が終わると、体育館が一気に華やかに。体操着から大変身。

羽織を着た生徒からも感想を聞きます。軽くて暖かいとの声が。

半世紀以上前の着物とは思えないほど、銘仙はみんなに良く似合っていました。

校長先生にも長羽織を着てもらいました。

12~13メートルの反物1反で、1着の着物が仕立てられます。

世相を取り入れた、銘仙の多彩な柄を見てもらいました。

実物の蚕の繭にも触ってもらいました。繭が固いのにびっくりした生徒も。

ふるさと学習 

2019年12月3日、伊勢崎市立第一中学校2年生161人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア2人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

明治館スタッフとボランティアの半杭さんが校長先生の着付を行いました。

伊勢崎市立第一中学校

杉原さんが2年担任の先生の襟元を直し、よりカッコよくします。

男女とも先着順で希望者に体験着付をします。着付けは明治館職員とボランティアの方々。

着られなかった人は羽織を着て銘仙を体験します。

順番に着てみての感想を発表しました。

糸を染めてから織った先染めの銘仙と、先に織った白い布に、柄を付けた後染めの着物の違いを見てもらいました。

反物一反、およそ12、3メートルで一着の着物が作れます。

テニスラケット柄、人工衛星柄など世相を取り入れた銘仙を紹介しました。

本物の繭に触れてもらいました。繭の硬さにびっくりした人もいました。

3年前に復活させた、21世紀銘仙3柄を紹介しました。

ふるさと学習

2019年11月19日、伊勢崎市立あずま中学校2年生251人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア3人の9人で、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

伊勢崎市立あずま中学校

251人、体育館に集合しました。

先着順で希望者に体験着付をします。着付けは明治館職員とボランティアの方々。

一足先に着付した先生も、髪飾りをつけてくれました。

自分で選んだ銘仙の羽織を着て「世界に羽ばたけ伊勢崎銘仙」のDVDをみて、学んでもらいます。

男女とも着物姿をお披露目。きれいに結んだ帯も気になります。

銘仙を着た感想や、質問などを発表してもらいました。

着物姿の川端教頭先生。羽織は裏側の意匠も凝っています。

およそ12メートルで1反。これで普通の着物1着分です。

今はもう作られていない鮮やかな併用絣。50年ぶりに復刻しました。

ペアでランウェイウォーク。

大歓声で盛り上がります。

先生たちもパフォーマンスを披露。

最後に、2階から卒業アルバム用の写真撮影。華やかな銘仙は生徒たちの記憶にも残るでしょう。

ふるさと学習 

2019年11月12日、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校、中学3年生127人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。

いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア3人の9人で、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。

伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校

活発に質疑応答も。

男女とも先着で希望者に体験着付をして、それ以外の生徒には羽織を着てもらい、全員に絹織物の感触を感じてもらいました。

世相を反映した銘仙の柄が多数作られていた事を紹介しました。

制服の上から銘仙を着てもらいました。華やいだ授業となりました。

男子も着物姿をお披露目。

男女ペアでファッションショーのランウェイウォーク。手拍子と大歓声で盛り上がりました。

担当の先生方も着物姿です。

銘仙教室 

2019年9月11日、境東小学校の3年生50人に、いせさき銘仙の会代表の杉原みち子さんと「銘仙教室」の授業を行いました。

小学生を対象にした講義は初めてでしたが、2時限、最後まで集中して聞いてくれました。事前に勉強をしてきたようで、質問もたくさん出ました。

伊勢崎市立境東小学校

先生方には銘仙を着ていただきました。
校長先生と3年2組の担任の先生
3年1組の担任の先生と杉原みち子さん
講師の自己紹介から始まりました。
みんなに自分の好きな柄の羽織を着てもらいました。
グループごとに先生が記念写真を撮りました。
最後に銘仙で作ったしおりを皆さんにプレゼントしました。

銘仙貸出し

2020年1月13日、伊勢崎オートレース場のジャパンビバレッジ・Gamboo杯GⅠ開場43周年記念シルクカップの最終日、8人組の女性ユニット「ISESAKI AUTOグリットガールズG★smil」が、銘仙を着てレースに花を添えました。

伊勢崎オートレース場

グリットガールズ休憩中。
G★SmilのTwitterにも銘仙姿がアップされていました。

竹本カヨ子先生による着付け。8人を手際よく着付て行きます。

ヘアセットは、美容室おとぎのへや2の須田信子さん。

銘仙貸出し

2019年7月28日、伊勢崎オートレース場のさわやか杯ムーンライトチャンピオンカップの最終日、8人組の女性ユニット「ISESAKI AUTOグリットガールズG★smil」が、夏向きの単衣の銘仙を着てレースに花を添えました。

伊勢崎オートレース場

着付け風景

伊勢崎めいせん屋所蔵の単衣銘仙の中から、事前に、8人それぞれに似合う色と柄と帯を合わせ、当日、髪を結い、着付けをしました。

上の写真中央はヘアセット担当、美容室おとぎのへや2の須田信子さん。下の写真は着付け担当の竹本カヨ子先生。

7月29日付上毛新聞14面に記事が掲載されました。

伊勢崎オートレース場グリットガールズの銘仙着用は去年に次いで2度目。昨年は伊勢崎市観光物産協会での仕事でしたが、今年は伊勢崎めいせん屋が請け負いました。

このような銘仙を活用したイベントのご相談も承りますので、ご連絡ください。

講義活動

2019年6月12日、東京八王子にある「東京造形大学」で伊勢崎銘仙について、いせさき銘仙の会代表の杉原みち子さんと講義をしてきました。

東京造形大学は、「21世紀銘仙」の際に知り合った須藤玲子さんが教授を務めていた大学で、後藤大樹先生を中心に、新たな「メイセン」の可能性を探るプロジェクトを展開しています。

学内で十数着の銘仙を展示していました。(事前に伊勢崎めいせん屋から貸し出している銘仙です)

東京造形大学

講義風景

造形大学

午後5時15分からの講義に60名ほどの学生さんが集まってくれました。

講義風景

造形大学

実際の銘仙の生地で説明しています。

講義風景

造形大学

持参した羽織を着て、着心地を体感してもらいます。

講義風景

専門的な質問も飛び出します。

講義活動

2018年11月28日、埼玉県草加市にある「独協大学」で伊勢崎銘仙について、いせさき銘仙の会代表の杉原みち子さんと講義をしてきました。

今回の講義は、独協大学でジェンダー学やアジアにおける女性の労働が専門の堀芳江教授からの依頼で行いました。

独協大学

講義風景

明治館での展示から、これまでのさまざまな活動を紹介しました。

講義風景

実際に銘仙の羽織を着て嬉しそうな学生さんたち

講義風景

最後に堀教授が専門の立場から解説しました。

銘仙アーカイブ

城西大学の井上直子准教授らのグループによるプロジェクト、銘仙のデジタルアーカイブに協力しています。

2018年7月から何回かに分けて、伊勢崎市立図書館の一室を借り伊勢崎めいせん屋のコレクションの一部を撮影しています。

最終的にアーカイブは公開され、全世界からアクセスできるようにする予定だそうです。

城西大学

撮影風景

着物全体だけでなく、顕微鏡のように繊維を拡大して撮影します。

撮影風景

撮影された写真は当サイトのコレクションページで随時紹介して行きます。

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