2019年11月4日、上毛新聞の声の欄に毎日掲載されている「視点 オピニオン21」の委員を委嘱され紙面で紹介されました。第28期にあたる今回は56人が1年間交代で執筆しました。
2019年12月5日から2020年11月4日まで、掲載された7回の原稿を上毛新聞の了解を得て掲載します。
伊勢崎銘仙プランナー 金井 珠代さん(63) 伊勢崎市波志江町
技術と伝統 若者にも
かつて伊勢崎の主要産業として街の発展を支えた伊勢崎銘仙。銘仙の美しさに魅了され、収集、活用に取り組んでいる。一つの着物を作り上げるのに、多くの職人が腕を振るった。彼らの技術と伊勢崎の伝統を若い世代に伝えたい。
【略歴】2016年に併用絣(がすり)を復活させたプロジェクトの呼び掛け人を務めた。1998年に伊勢崎市観光協会(現観光物産協会)臨時職員となり、21年間勤務。
伊勢崎銘仙の魅力に取りつかれて約20年になります。きっかけは、1998年に伊勢崎市観光協会(現観光物産協会)の臨時職員となり、国の伝統的工芸品の「伊勢崎絣(がすり)」に出合ったことです。旧尾島町出身で、10年勤めた職場は前橋市でした。たまたま伊勢崎に住むようになったのが、銘仙への旅の始まりです。
昨年末に観光物産協会を辞め、慣れ親しんだ「いせさき明治館」(黒羽根内科医院旧館)を離れました。明治館は2002年秋、中心商店街から100メートル北へ曳(ひ)き家移転した市指定重要文化財です。伊勢崎駅から徒歩7分で、市の観光拠点として伊勢崎銘仙を展示しています。
たくさんの方々が明治時代の建物と銘仙を鑑賞にいらっしゃいました。来館者と銘仙談義で盛り上がり、ここでの7年間は私にとって濃密な日々の連続でした。
初めのころ戸惑ったのは、市内の人の銘仙に対する非常に低い評価です。「銘仙は普段着よね。母や祖母が、生地が弱くってすぐ裂けちゃうって言ってたわ」「どんなに色がきれいでも、銘仙はお茶会や正式な場に着ていけないわね」「こんな派手な銘仙は伊勢崎では作ってなかった」などなど。銘仙は低級絹織物、くず繭で作った日常着だから展示に値しないと言われたことが何度もありました。
身近な人ほど、その価値に気付きにくいのはよくあることです。浮世絵も海外から評価されて、初めて日本で再認識されました。今では立派な日本発の美術品です。
伊勢崎銘仙は高価なブランド着物ではないけれど、半世紀以上前の職人さんたちの努力の末に完成した「織りの芸術品」だと思っています。無名職人たちの技の結晶です。
銘仙技法の中でも最も高度で再現不可能と言われていたのが「併用絣」でした。3年前、復活に向け、「いせさき銘仙の会」代表世話人の杉原みち子さんと発起人になり、3柄16反を完成させました。14工程20人の職人技は素晴らしく、感動そのものでした。
その後、貴重な機械が失われたり、職人の1人が亡くなったりと予期せぬ悲しいことが次々に起きてしまいました。現時点で併用絣の一連の工程を見ることができなくなってしまいました。この現状からどう継承していくかを模索中です。
春から自宅で「伊勢崎銘仙プランナー」として動き始めました。多方面からさまざまな分野の方が来てくださり、銘仙でつながる新しい縁が生まれています。
お世話になったなじみの職人さんたちとの絆をより深めながら、浮世絵のように銘仙が日本の伝統文化の芸術品として認められる日を夢見て…。私自身は大河に砂粒をまくようなことしかできませんが、多勢の人によって大きな波紋になることを願って、前に進もうと思います。
大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン」(4~6月)に向けた伊勢崎市の事前宣伝として、銘仙を銀座の真ん中で見てもらえる機会が訪れました。松屋銀座7階のデザインギャラリー1953が会場です。
伊勢崎銘仙は明治から昭和にかけて、京都、大阪、名古屋、東京の有名デパートで展示即売会が年に何度も行われていました。今回はグッドデザイン運動を半世紀にわたって展開している、日本デザインコミッティーが主催します。ギャラリーの第764回企画展(2月26日~3月23日、入場無料)になります。
伊勢崎銘仙の優れたデザイン性が認知された一歩だと思うと、とてもうれしく、できる限りの協力をしたいと思っています。
展示タイトルは「いせさきメイセン―メイセンは二度死ぬ―」です。衝撃的、でもカッコいいでしょう。映画の007を連想させるスリリングな題名で、私はちょっと心がざわっとしましたが、好奇心が刺激され、たくさんの人が足を運んでくれる戦略と期待しています。
展覧会担当は日本デザインコミッティーのメンバーでテキスタイリストの須藤玲子さんです。明治から昭和、そして現在の伊勢崎の職人たちが手掛けた「銘仙作品」をより美しく、分かりやすく見せるために、展示プランを積み上げては崩し、また積み上げてと、精力的に動いています。
その様子が連日メールや電話で送られてきます。時間単位で展示提案が来るので、歓喜と驚きの交錯で、軽いパニック状態です。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと伊勢崎銘仙「併用絣(がすり)」の復刻版、21世紀銘仙を作って丸3年。その時、デザインを無償提供してくれたのが須藤さんでした。英国のビクトリア&アルバート博物館での21世紀銘仙の永久保存に導いてくれたのも彼女です。
その世界最高峰の博物館でも、21世紀銘仙「赤いレンガ造り」の着物が展示されます(2月29日~6月21日)。世界の人に見てもらえる最高の舞台を用意してもらえました。
東京南青山にあるスパイラルガーデンで「これからメイセン」(3月24日~4月5日)が続きます。21世紀銘仙「時報塔」をデザインしてくれた東京造形大の後藤大樹特任教授が、学生たちと次世代メイセンを展示します。伊勢崎銘仙のスピリッツとエッセンスを加えた未来形です。
10年前、市観光物産協会が銀座のぐんまちゃん家で「銘仙づくし展」を主催した時、織物関係者に「歌舞伎座の周辺には一流の呉服店が何軒もある。その近くで銘仙を展示するなんて、恥をかくだけだ」と、苦言を呈されたことが、今では夢のようです
東京とロンドン、三つの伊勢崎銘仙の展示、ぜひその中の一つでも見に行ってください。
伊勢崎銘仙の魅力を伝える中で、さまざまな場所に出て行くことがとても多くなりました。
この1年を振り返っても、市図書館や独協大、東京造形大での銘仙講座、さいたま市で開催された「きものサミット」、松屋銀座でのメイセン展、ロンドンのビクトリア&アルバート博物館で行われた「Kimono:Kyoto to Catwalk」レセプション…。全て銘仙に関わったおかげです。
大勢の前で話したりすることが苦手な私でも、なんとかハードルを越えてきました。いつも隣には、元気の塊のような、いせさき銘仙の会代表の杉原みち子さんがいます。プラス思考のパワーと巧みな話術で銘仙を語る姿は、たくましく果敢で、時に吹き飛ばされそうになるほどです
東京造形大主催の「これからメイセン」は残念ながら、中止になりましたが、彼女の並外れた行動力で、吹き荒れるコロナ禍の中でも次の銘仙イベント企画が進行中です。
行く先々で必ず聞かれることがあります。「銘仙の柄や色のデザインはだれが考えたの、昔のものなのにとても現代的で…」。アンティーク、ビンテージものの銘仙は、デザインと色彩が驚くほど豊富です。私が銘仙に魅せられた原因もそこにあります。
花鳥風月は当たり前、アールヌーボー、アールデコ柄、更紗(さらさ)、建物、道具、果ては時代を切り取ったキャラクター柄等々。私のコレクションにも、1953年英国のエリザベス女王2世戴冠に合わせた、ウエストミンスター寺院とバラに囲まれた王冠が写実的に織られたものがあります。
銘仙が最盛期だった大正から昭和時代に、図案職というデザインを売る職業がありました。大阪、京都、名古屋、東京の大手デパートでは、美術学校卒の人を雇い入れ、図案の描き手にしました。洋行帰りの人が、エッフェル塔や凱旋(がいせん)門、パリジェンヌを描くことなんて、朝飯前だったと想像できます。
伊勢崎でも何十人か図案職がいたようです。「絵描き」と呼ばれる人を何人も抱えて図案を描かせていました。大体が縦75センチ、横35センチ前後の、1柄分のボール紙を大量に持って機屋にセールスに行き、1枚いくらで販売したようです。銘仙がカジュアル着だったからこそ、自由闊達(かったつ)な模様が次々に生産され「銘仙が流行をつくる」時代があったのです。
市図書館が、銘仙のアーカイブ化に取り組んでいます。ボランティアで元職人の聞き取り調査に同行していますが、今まで図案職や絵描きの人からのお話を聞ける機会に恵まれていません。銘仙を語る上で、どうしてもお会いしたい職業の人です。お心当たりのある方は私のHP(isesakimeisen.com)か市図書館へご連絡ください。
新型コロナウイルス対策で、3月下旬から自粛生活が続いています。最初は銘仙プランナーとして今、何が発信できるだろうか、と悩み焦りましたが、この異常事態を受け入れているうちに、日々の生活にも慣れてきました。
出かけられない不自由さ、人恋しさより、家で好きなように時間を費やす楽しさを味わっています。手作りの銘仙マスクやポーチが、日を追うごとに増えて、部屋中にぎやかな銘仙色に染まっています。
伊勢崎市文化会館のリニューアルオープンに合わせ、5月末に開催予定だった、9回目となる「銘仙ファッションショー」も1年先送りとなりました。
3月末に市職員といせさき銘仙の会の杉原みち子さん、高木照子さん、文化会館の担当者と大ホール(1500人収容)で打ち合わせをしました。不安を抱えたまま準備しても、最良なパフォーマンスはお見せできないと、全員一致で決定し、これから1年をかけて伊勢崎銘仙の魅力を引き出すショーを考えていくことになりました。特に高木さんが制作するピンワークドレスの生地は、市内企業の下城株式会社の協力が得られることになって、期待が膨らみます。
伊勢崎銘仙の功労者として一番先に名が挙がるのが、下城弥一郎(1853~1905年)です。県内中学校の道徳副読本の中でも「困難に立ち向かい乗り越える心~織物産業を守った人々」として功績が紹介されています。その志を継承しているのが同社の4代目となる下城郁雄さんです。
東京造形大とも産学連携プロジェクトでタッグを組み、学生たちと16種類の新メイセン開発に取り組みました。このプロジェクトの集大成「これからメイセン―銘仙の源泉と変遷―」の冊子が私の手元にも届きました。
表紙に本物の新メイセンの一部が貼ってある、美しい装丁です。伊勢崎銘仙が盛んだった頃の自由なデザインをほうふつとさせますが、それでいて懐古的では全然ない、新鮮なデザインに圧倒されました。概要は同大のHP(https://www.zokei.ac.jp/works/details/?id=2113)でも見られますが、やはり手に取って見てこそ、伝わるものがあります。市図書館で貸し出ししていますので、ぜひ、ご覧ください。
リニューアルオープンした文化会館南側エントランスホール入り口の上には、型紙職人から現代アート作家として活躍した伊藤正義さんの刀刻作品の大作が、新たにはめ込まれました。外光を受けて、幻想的な世界が広がり、伊藤さんが追い求めた「伝統とモダン」にふさわしいモニュメントとなっています。
コロナ明けに「これからメイセン」の展示が見られる未来があることを、切に願って自粛生活を継続しています。
特別展「きもの KIMONO」が6月30日から8月23日まで、東京上野の国立博物館平成館で開催されています。開催初日に朝日新聞1面にカラー写真とともに、展示の内容が掲載されました。
銘仙を着付けたトルソー7体が前列に並ぶ写真でした。着物と羽織は1体を除き、すべて昭和初期から中期に作られた伊勢崎銘仙「併用絣(がすり)」。約300件の展示物から、銘仙の写真が選ばれていることに、「やっと銘仙の素晴らしさが認知されてきたんだな」とうれしくなりました。
でも、その写真説明には「…大正から昭和初期にかけて、くず繭やくず糸を使って織られた『銘仙』…」。ガーン、一気に心が沈みました。何で、いつまで、「銘仙=くず繭、くず糸から作った」と解説されるのでしょうか。
確かに、良品の繭を繰糸した生糸だけで作られた着物ではありません。銘仙の大半は、不良品の繭やくず糸を紡績機械で加工した、生糸と見間違うほどの絹紡糸(けんぼうし)を原料として作られています。現在この絹紡糸は日本ではほとんど生産されておらず、手掛けているのは滋賀県の1社のみです。輸入品は生糸と同等か、むしろ高い値段で取引されています。
英国で18世紀半ばから19世紀に、蒸気機関や紡績機械が発明され、産業革命が起こります。世界の経済が転換する時代です。
1871(明治4)年に政府中枢にいた岩倉具視、大久保利通らの使節団が西欧諸国を1年半にわたって視察した際、英ブラットホールト府で「桑畑もなく、養蚕もしていないのに、日本や支那(現在の中国)からくず繭をただ同然で輸入し、器械によって細美な糸をつくり、絹を再生している」と驚愕(きょうがく)したそうです。
特に大久保は、仏リヨンでも同様の体験をして、日本への導入を強く決意し、77(明治10)年に佐々木長淳(ながあつ)に命じ、群馬県新町の官営屑糸紡績所を建設することになります。開業式典には、大久保をはじめ大隈重信、伊藤博文、前島密、松方正義、県令の楫取素彦と歴史に名を刻んだ人たちが参列しています。
富岡製糸場で作られた生糸は外貨を稼ぐために欧州や米国に輸出され、絹のストッキングやドレスになりました。新町で作られた絹紡糸は銘仙や、着物の裏地や長襦袢(ながじゅばん)に用いられる富士絹になって日本中の一般女性を彩り、ファッションに目覚めさせました。そして、着物をモダンアートな流れに加速させました。
化学繊維のレーヨンの原料は木材パルプ、合成繊維のポリエステルは、石油からできていますが、わざわざ原材料を表示しません。伊勢崎銘仙の素材は、絹紡糸と生糸、絹100%です。
「シルクカントリー群馬」を標榜(ひょうぼう)する行政や、マスコミの方々には、もっと銘仙に関心を寄せ、理解していただきたいのです。
いつもとは違う特別な秋、見えないウイルスを常に意識し、緊張しながら、少しずつ動き始めています。
銘仙の職人さんたちへの聞き取り調査も、伊勢崎市図書館職員と再開しました。以前はご自宅に伺い時間の許す限り、お話ししてもらいましたが、今は近くの公園で、マスクとフェースガードを着け、短時間で効率的に聞き取る方法で、協力してもらっています。
伊勢崎市の歴史を考えていく中で、織物産業はとても重要なものです。個人的には、街のアイデンティティーそのものだと考えています。
調査開始から2年、協力者に共通していることがあります。職種や家庭環境は違いますが、職人として活動していた時期が一緒なので、子どもの頃に戦争を体験し、青春期に物のない過酷な時代を過ごしています。
前橋空襲の日、焼け出されボロボロになりながら線路沿いを歩いて帰ってきた人。あと1日終戦が遅ければ海の藻くずと消えたという人。復員してきた父親の顔が真っ黒で怖くておびえたという人、等々。調査を進める中で、図らずも戦争体験も同時に記録しています。それぞれが淡々と話す姿に、胸ふさがれ感涙することもしばしばです。
音源からの文字起こし作業を早稲田大社会科学部の堀芳枝教授が、ジェンダー研究の一環として、引き受けてくれています。近々、聞き取り調査に合流する予定です。
銘仙を通して充実した時間をもらっているものがもう一つ。市内中学校に出向いての「ふるさと学習」です。銘仙の会の杉原みち子さん、明治館職員、ボランティアの人たちと10年前から継続している活動です。昨年は小学校1校を入れて8校、約1150人が受けてくれました。
銘仙を身に着ける体験を通して伊勢崎の歴史や絹文化を知ってもらう授業です。体育館全体に銘仙を着た中学生が自由に動く様は、美しく華やかで、生徒同士の歓声が飛び交い、笑顔がはじけまぶしいほどです。「何の魅力もない街だと思っていたけど、自慢できる」「伊勢崎のすごさを知らなかった」「銘仙をもっと知りたい、興味が湧いた」「着付を習いたい」など、さまざまな感想が寄せられます。
今年はすでに、10月から2月まで6校の依頼がありますが、社会情勢を踏まえ、新たな授業形態を構築しなければならないと思っています。
8年前、四ツ葉学園在学中に、この授業を受けた村上采(あや)さんが株式会社Ayを設立し、今月、アパレルブランド「Ay」の公式発表をします。ビンテージ銘仙を使った、10代から20代前半向けの洋服です。現在、慶応大の学生ですが、ゆくゆくは伊勢崎ブランドを確立し、銘仙の魅力を次世代につなごうとしています。応援よろしくお願いします。
伊勢崎銘仙について7回目、最後の寄稿です。ライフワークである伊勢崎銘仙を、紙面で発信できる機会に恵まれたことにとても感謝しています。
コロナの感染状況によって流動的ですが、銘仙展示の予定がやっと立ちました。11月26日から12月28日までの約1カ月間、県庁31階物産展示室で「Emotional 伊勢崎メイセン~湧き上がる感動~」を開催します。
3月に松屋銀座で行った「メイセンは二度死ぬ」の展示に近いものを見てもらいたいと、伊勢崎市文化観光課、いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと一緒に考えています。松屋銀座の展示は、自粛生活が始まったころ。協力してくれた職人さんたちも、バスを仕立ててにぎやかに上京することを楽しみにしていたのですが、実現しませんでした。今回、リベンジです。
もう一つ。英国ビクトリア&アルバート博物館と同じ熱量を持って、21世紀銘仙を美術館に迎え入れたいという夢のある話が舞い込んでいます。21世紀銘仙が、再び世界に羽ばたいて行けるように願いながら、県庁での展示ができればと強く思っています。
伊勢崎銘仙の生き字引のような職人さんたちも、それぞれ元気にしています。整経の大山仙八さんは、染めや織りの研究に夢中です。捺染(なっせん)の石井広実さんと連携して、また面白い織物を見せてくれそうです。金沢経明さんは10月から裂き織り教室を再開しました。家が近所なので時々お邪魔すると、軽自動車でも運搬しやすいように、織機を改良したり、タペストリー用に、たて糸を捺染する器械を作っていたりと、精力的に活動しています。
私も7月末から銘仙で癒やされるものが何かできないかと考え「銘仙テディベア」を思いつきました。
銘仙の小物づくりを一緒にやってくれている友人に相談し、試作品を作ってもらいましたが、見事な「テディドッグ」が誕生。2人で久しぶりに、おなかが痛くなるほど笑い転げました。それから現在までテディベアづくりに没頭しています。少しずつパンヤ(綿)で膨れていくと、まるで命が吹き込まれていくようで、今までの小物づくりとは違った喜びを感じています。作りながら、いとおしいと思えるのが本当に不思議です。
同じ型紙を使用しても、銘仙の柄が違うだけで全く違う印象のものが仕上がり、あらためて銘仙の奥深い魅力に取りつかれています。10月27日の「テディベアの日」に商品として発売しました。まずは、伊勢崎めいせん屋のHPから発信します。伊勢崎神社や知り合いのカフェと美容院の2店にも置かせてもらえることになりました。
伊勢崎銘仙に関わったことでたくさんの人と出会い、次々に夢が広がっていきます。伊勢崎の先人たちに感謝です。
いろいろな資料を見ても併用絣製造工程の表はありますが、その工程がどんな作業なのかはよく分かりません。なのでイラストと写真で分かりやすく解説しました。
表紙です。
製造工程の表。
経糸の仮織り。
緯糸巻き。
市内のイラストレーター木村有子さんに、昭和30年ごろのイメージで描いてもらいました。写真は21世紀銘仙プロジェクトで併用絣を復活させたときの物です。
緯糸の捺染。
製織。
技法の紹介のページも。
本物の銘仙を貼りました。
2日間合わせて200人以上の方が来場されました。
ジブリコーナー。世界観に合うように流木などを組み合わせて作りました。
ご存じもものけ姫。立体感のある刺繍なので、角度によって濃淡が変わって見えます。
こちらはゴッホ。ひまわりや糸杉など、ゴッホのタッチは刺繍にあっているのかも知れません。
これが横振りミシンです。膝のレバーでミシンの針を左右に動かして刺繍していきます。
石坂こず恵さん(右)と福田商店広報の天田厚子さん。銘仙を着ていただきました。
畳敷きの廊下全体を使って、銘仙を作る過程の経糸の緒巻きと型紙を展示しました。
縦糸をこれだけ長く使った展示は初めてです。
今回は当時のポスターも3点展示しました。
今回展示した「紺野家」。山形から移築した古民家だそうです。伊勢崎から2時間、少し距離はありますが、是非ご覧ください。大人1,100円の入浴パックで、汗を流してお帰り下さい。入郷料金や休館日など、詳しくはQRコードから旅籠のホームページでご確認ください。
2024年7月25日(木)本陣フロント脇からホールに銘仙を展示しました。紺野家と合わせてお楽しみください。
フロントの前、紅葉の山里の風景です。
続くこちらにも紅葉の山里。
旅籠さんのイメージに合わせて古民家柄の銘仙を持ってきました。
ホールには高さを活かして梁に反物を掛けました。
梁から奥のコーナーに繋げます。
階段箪笥を使った展示と、華やかな孔雀柄の羽織です。
今回の会場は水戸芸術館。すぐ隣の市民会館ともあわせて、町の中心部にこのような施設があるのはとても羨ましい限り。
幔幕。巡回を重ねるごとに増えているようです。
何といっても展示方法が素晴らしい。
実際に織っているところがイメージ出来るように工夫されています。
展示に映像が映し出されています。
経糸の整経を思い起こさせるような展示です。
隣の市民会館大会議室で行われたオープニングトーク。当初100名ということでしたが、希望者が多すぎ、急遽テーブルを外して椅子を並べ席を作りましたが、それでも立ち見の人も多数いました。
馬見塚町は豊受地区、昭和の30年代まで伊勢崎銘仙の「併用絣」の生産を一手に担っていました。今でも、昔は家でも織物に関わっていたと言われる方がほとんどです。でも華やかな併用絣は京都、大阪などに売られ地元ではあまり見ることはありませんでした。そのため豊受地区の人でも、この素晴らしい併用絣が豊受で作られていたことを知る人は多くありません。
昨年、馬見塚渕町の高木区長と清水町の浅見区長から、地元の人たちに銘仙のことを知ってもらいたいと相談を受け、11月と12月に渕町会議所で銘仙の展示とワークショップを行い、1月には清水町会議所で銘仙の展示をすることになりました。
今回は、家庭に眠っているお宝の展示と一緒に、地域のお宝である銘仙を展示しました。
古道具と古文書
珍しい真鍮の地球儀と時計
今でも動くという大正時代の蓄音機
絵や版画、写真も何点か出品されています。
こちらが銘仙コーナーです。逸品の着物を10点、他に反物やパネルも展示しました。初展示の物が多いです。
立体的な表現ができるので最近気に入っている反物の展示。
真ん中にはパネルを並べました。
水谷八重子のポスターは無二の高山華代さんが貸してくれました。高山さんは準備も手伝ってくれて本当に助かりました。
縁あって昨年からお手伝いしている「KING OF JMK」。あいにくの小雨の中、今年のおとなの上毛かるた大会は、分福茶釜で有名な、館林市の茂林寺で行われました。第9回にして初めて、市長と教育長という館林市を代表する方が開会式に出席。館林のゆるキャラ「ぽんちゃん」となぜか「忠治くん」も参加しました。忠治くんの後ろにいるのがJMK代表の渡邉俊さん、その右下で、白い「上毛かるた馬鹿」と書いてある座布団を持っているのが、司会のアンカンミンカンの富所さんです。
銘仙を着た参加者たちです。
男性は羽織です。
このチームはスタッフ兼選手。
スタッフたち。館林女子高の生徒もボランティアで参加しました。
休憩時間には、分福茶釜の絵札のように綱渡りの曲芸も披露。
色鮮やかな銘仙に袴。真赤なたすき。相手チームは揃いのユニフォーム。力が入ります。
総勢28チームが参加した大会。予選リーグ、決勝トーナメントを勝ち進み、決勝戦に進出したチーム美龍(左)とチーム東奔西走(右)。接戦の末チーム美龍が連覇しました。
決勝戦で「ぶんぶく茶釜の茂林寺」の札を取った人に、たぬき色の銘仙テディベアをプレゼントしました。
昨年、アップサイクル事業の関係で木榑浩之さんと知り合い、今春その小榑さんが実行委員をしているこの大会を知りました。前回の選手の写真を見せていただいたところ、みんなジャージとかで、華やかさに欠ける。「かるた大会って言えば、広瀬すずの“ちはやふる”じゃないの!」とばかりに、ボランティアで銘仙の貸出しを申し出ました。とは言え着付けとか、後片付けとかもろもろ考えると、全員に貸し出せるわけもなく、女性先着12人で募集してもらったところ、即日定員に達しました。男性は着付けのいらない羽織で、司会者も含め20人ぐらいに着てもらいました。
左が司会、アンカンミンカンの富所さん。もうずーっとこの大会の司会をしているそうです。右は少林山の副住職さん。
やっぱり着物を着るとテンションが上がります。今回は襷も手作りです。
着付けはいつも協力してくれる着付けの竹本先生、美容師の須田さん、高崎高校の前島先生、もはや相棒の滝沢さん。「面白そうね」とボランティアで参加してくれます。感謝です。
集合写真、ずっと華やかになりました。
ボランティアで銘仙を提供した見返りに、グッズ販売を許可してもらいました。
決勝戦で「銘仙織り出す伊勢崎市」の札を取った人に、サプライズで銘仙テディベアをプレゼントしました。
それにしても少林山、ロケーションが最高でした。(この写真も含め実行委員会から400枚もの写真を提供していただきました)
こちらがJMK代表の渡邉俊さん。
そしてこちらが木榑浩之さん。木榑さんは羽織を裏返してきています。
いせさき能開催にあたり、伊勢崎めいせん屋と無二さん、龍匠錦さんが出店。銘仙の着物や羽織を飾りロビーを彩りました。写真を撮ったのはまだお客さんが来ていない開場前ですが、開演前や休憩時間中、多くのお客様が立ち寄ってくれ、銘仙を見ていただきました。
こちらは無二さんのお店。
こちらは龍匠錦さんです。
ぐんま街・人・建築大賞でお世話になった建築士の永井さんからの依頼で、ワークショップを行いました。依頼の内容が銘仙のお話をするのと、ワークショップでサコッシュをつくるというもの。「サコッシュを作るって言っても、ミシンを人数分用意するなんて出来ないし、どうしたらいいの」と、途方にくれました。
お話はいつものスライドを使って何とかなりますが‥。
1か月の試行錯誤と幾つもの試作の末、ようやく形になった見本です。
1時間ほどでみんな上手に出来て、こちらもほっと一息。ワークショップのメニューに加えられそうです。
「商工いせさき」の表紙に使う伊勢崎銘仙。2023年3月1日(水)商工会議所2階でプロのカメラマンが撮影してくれました。
併用絣の反物や着物を3ケース程持参、「4月はこれ、5月はこれ」と月ごとのイメージの柄を選びました。
顕彰式第1部は高崎高校による和太鼓の演奏です。会場の群馬会館ホールに迫力の演奏が響き渡りました。
この日の表彰は4団体。瓦職人の小林剛さんがみらい賞、前橋の旧安田銀行担保倉庫を拠点に活動する「上州文化ラボ」がまちづくり特別賞、「群馬音楽センターを愛する会」が奨励賞、そして「銘仙レボリューション実行委員会」が大賞を受賞しました。
活動報告はいつもの杉原さんのワンマンショー。スライドを映しながら台本なしで話し続けます。
頂いた上越クリスタル硝子製の賞牌。着物の代表的な柄「麻の葉模様」が刻まれています。受賞者それぞれの活動の内容に合わせてデザインされたそうです。
活動内容の展示です。
顕彰式後の懇親会。審査委員長の見城美枝子さんと記念写真。
講演のテーマは「文化とアートの融合~伊勢崎銘仙の可能性~」。1年も前から講演を、というお話があったのですが、家庭科の先生なら一緒に何か作りましょうとワークショップも入れてもらいました。
家庭科の先生なのでミシンはお手のもの。
これが今回作っていただいたバッグ。テント生地に銘仙を合わせました。
参加されたのは県内の家庭科の先生ら、合わせて16人でした。
絹ラボ2年目の今回のテーマは「伊勢崎銘仙『織り上手を嫁にもらえ』は本当か」です。これまでおよそ50人から聞き取りを行い、職人さんたちの仕事や生活を明らかにしてきました。その中でも17人聞き取りをした織り子さんたちに焦点を当てて発表しました。
審査員?からの講評です。
こちらは四ツ葉学園、昨年に続き伊勢崎銘仙の羽織を着ての発表です。
笠原実さんは宮崎有敬という人についての発表でした。
絹ラボは世界遺産の研究者養成と価値の継承を目指して、シルクカントリー群馬プロジェクト実行委員会が実施しているもので、公募の結果採択された10組が研究結果を報告しました。
午後の部の2番手で報告しました。私たちの研究は、2016年から続けている職人さんたちからの聞き取り調査をもとに、堀先生の研究テーマである女性の労働の視点を加味して、銘仙の生産における女性の位置づけを考えるものです。
タイトルはキャッチ―に「娘三人いれば蔵が建つ」は本当か?です。聞き取りした織り子さんたちは皆、その言葉を聞いて育ってきましたが、私たちが聞き取り出来たのは時代的に最後の世代、もう一世代前の時代を象徴した言葉のようです。審査員からももう少し昔の記録を探せれば、との指摘がありましたが、実際の生産を担った職人さんたちの現実が記されている文献は見当たりません。
早稲田大学の教授を務めている堀先生、さすがに時間配分もピッタリ。とても分かりやすい報告でした。
伊勢崎からは他に2組。午前の最初に登場したのは四ツ葉学園の地域歴史研究会。銘仙の羽織をきて登場し、「伊勢崎銘仙の新たなイメージづくり」について報告しました。
もう一人は笠原実さん。今年は2年目「徳江製糸場の研究Ⅱ」。世界遺産伝道師の笠原さんならでは研究です。
今回の新商品販売会の会場は思い切って伊勢崎プリオパレスにしました。やはり、駐車場の心配は無いし、会場はきれいだし、スタッフも親切で大満足でした。
I-MEISENものがたりは3社の新商品開発のプロジェクトでしたが、今回は新商品を作ったJOYさんと伊勢崎めいせん屋が中心。JOYさんはポーチとストールの新柄を展示しました。
ここは茂木園さん。銘仙茶の単品と箱入りセット、銘仙の袋に入ったセットを販売。
こちらは板垣さん。銘仙柄のメガネ拭きを特別価格で販売してくれました。壁にはディスプレイとして併用絣の羽織を8点飾りました。
ここが伊勢崎めいせん屋のスペース。ベアが久しぶりに勢ぞろいしました。
これが伊勢崎めいせん屋の一押しの新商品、銘仙トートバッグです。このトートバッグは伊勢崎めいせん屋と市内東小保方町の刺繍屋福田商店のコラボ商品です。今は生産されていない古い銘仙生地をアップサイクルするため、土台となる生地にもとことんこだわりました。 その結果見つけたのが米国インビスタ社のコーデュラ生地です。コーデュラは米国インビスタ社が開発した生地のブランド名で、通常のナイロンの7倍の強度を誇る非常に優れた繊維で、摩耗、引き裂き、擦り切れに対する強さを備えています。コーデュラエコメイドキャンバスは、コーデュラ糸と再生PETのリサイクル糸を使用しているため、強力でなおかつ、環境にやさしい商品です。コーデュラ生地に合わせた伊勢崎銘仙は1柄を除いて全て併用絣を使用しています。また「ISESAKI MEISEN」の文字は、土に返る生分解性繊維の「S-55」と再生ペットボトルから作る「エコラポス」の2種類の糸を使用した刺繍です。
トートバッグを作った残りのコーデュラ生地でサコッシュも作りました。ここに合わせたのは現代銘仙も含め8柄です。15用意しましたが、完売しました。あと少し追加生産します。
真ん中に丸テーブルを置いて休憩コーナーに。カフェ状態でお客さんの滞在時間が長くゆっくり見てもらえました。
特別展示として、福田商店さんの石坂こず恵さんの横振り刺繍作品を貸してもらいました。
ご存じナウシカ。横振り刺繍とは、針が左右に動く特別の横振りミシンを使って、直接生地に刺繍して絵柄にしてゆくもので、職人の熟練の技が必要です。
ゴッホのひまわり。石坂さんはこの技術の伝承者で、この他にも北斎や写楽などの浮世絵も作っています。
商品発表を前にミニファッションショーが開かれました。今回のプロジェクトに参加したのは茂木園さん、板垣さん、JOYさんの3社。県の「ニューノーマル事業創出支援補助金」を活用して、「銘仙」をコンセプトにそれぞれ新商品を開発しました。
ファッションショーのプロデュースは、いせさき銘仙の日のファッションショーを手掛けた高木照子さん。3社の新商品の紹介も兼ねた構成で銘仙の魅力をアピールしました。
本物の銘仙をアップサイクルしたJOYさんのストール。銘仙の生地強度を補うためキルティング加工をして本革と合わせたり、シルクオーガンジーと合わせたりして、現代に銘仙の魅力をよみがえらせています。
同じくJOYさんのクッション。今回、伊勢崎めいせん屋としてではなく、銘仙プランナーとしてJOYさんの商品開発に協力しました。
こちらは茂木園さんの新商品の銘仙茶。パッケージに銘仙の柄をプリントした日本茶のティーバッグです。
こちらは板垣さん。銘仙の柄を活かしたマイクロファイバーのメガネ拭きです。茂木園さんと板垣さんの商品開発にはAyの村上さんが協力しています。
エントランスのロビーに飾られた銘仙茶とメガネ拭き。
こちらはストール。銘仙とシルクオーガンジーを合わせて縫製されています。
エントランスロビーを飾った銘仙の反物。
これもロビーを飾った艶やかな銘仙。いずれも伊勢崎めいせん屋のコレクションです。
会場はいつもお世話になっている伊勢崎神社さん。皆さんにもご利益があるようお詣りしました。
無二さんの銘仙販売コーナー。いつも色とりどりの銘仙を揃えています。午後は無二さんによる糸巻きあんどんのワークショップも行われました。
1階正面入口を入ったところのはるなプラザ。16日はハンドメイドマルシェで手作りクラフトのお店が出店。その一角に羽織着用体験と銘仙ワークショップのコーナーが作られました。
これまでのワークショップでも最年少、3歳の男の子がどうしてもやりたいと言って参加してくれました。以下皆さんの作品です。
皆さんの作品です。毎回思うことですが、好きな布を選ぶ皆さんのセンスには驚かされます。
この日最初のお客様。ウッドビーズ入りのチョーカーを上手に作ってくれました。
前回もご一緒した「がま口工房ローネ」さんのワークショップ。
今回初めての「きらめき堂」さん。銘仙の小物などを作って販売しています。
以前ご一緒した霜旦舎定右衛門商店の前橋さん(手前左)が顔を出してくれました。
今回も小学生姉妹が参加してくれました。
着物のイメージですね。
ウッドビーズのチョーカーは短時間で出来て、オシャレです。
会場風景、伊勢崎神社さんにはいつも感謝です。
こちらはがま口工房ローネさんのワークショップです。上手に出来ました。
無二さんの販売コーナー。
スマークの2階パークストリート、ロールスクリーンを上げると外が見えて開放的な場所でした。銘仙の着物も飾りました。
小学校3年生と年長さんの姉妹二人の合作です。
皆さんそれぞれのセンスで仕上げてくれました。
とても全部は紹介しきれませんので、一部だけ。皆さんの工夫をご覧ください。
一緒にやっている「無二。」さんが展示してくれた銘仙とはかまのコーデ。卒業式になどに着て行くと注目を集めること疑いなしです。お問い合わせは無二。さん027-237-0062に。
神社の境内で発表していた四ツ葉学園の地域歴史研究会の生徒さんが、研究の一環として参加してくれました。
チョーカーの部品です。あらかじめいろいろな柄の銘仙を筒状に縫ってあります。その中に発泡スチロールのボールを入れて括って仕上げます。
今回初お目見えの銘仙チョーカー。あらかじめ筒状に縫っておいた銘仙に、発泡スチロールのボールやウッドビーズを使ってチョーカーを作ります。
こちらはアートフレーム。どんな色や柄がいいか、いろいろ試しながら組み合わせていきます。
完成です。一人ひとりの個性が光ります。
筒状の銘仙の中に入れた玉の間を、糸で括って完成したチョーカー。この方はさらに上から糸を巻いて飾っています。
着ている併用絣の銘仙と同じくらい華やかです。右側は襞を付けています。この工夫は初めてです。
この方は男性。横に回したチョーカーの赤い球が粋です。
皆さん大満足で、完成したチョーカーを身に着けて帰りました。
今回も最年少は小学校1年生。工作は大好きだそうです。
無二さんの予約会と販売のコーナー。
Anさんのアンティーク銘仙販売です。
伊勢崎めいせん屋としては初めてのワークショップ。人が集まってくれるかドキドキでしたが、まだ会場設営中の11時半に来てくれた方もいて、12時半ごろには5つ用意したテーブルが全て埋まりました。販売コーナーを見に来た方も合わせると、一時は30人以上の大盛況。その後も終了の17時過ぎまでコンスタントに体験者が続きました。お一人の滞在時間も長く、2時間を超える方もいて、皆さん楽しんでくれました。
気に入った端切れを組み合わせて、着物型のシールに貼って仕上げます。使うのはハサミとボンドだけなので、小さなお子さんでも安心です。今回の最年少は小学校1年生の女の子でした。
皆さんの作品です。じっくり時間をかけて組み合わせを考える人、思い切りよくパッと貼っていく人さまざまです。
重ねて貼るので、そのままだとちょっとでこぼこしていますが、額に入れて見ると「うわーっ」って歓声が上がります。
伊勢崎めいせん屋のグッズ販売コーナーにはいつものように、クッションとベアを展示。ワークショップの方にかかりきりで、販売にまで手が回らず、ほとんど壁の花状態でした。
主催の「無二。さん」の販売コーナー、着物と小物の販売です。
こちらは栃木市の霜旦舎定右衛門商店さん。銘仙など本物の布を圧着したプラスチックのトレイ、水洗いも出来る軽量のお皿を販売しています。無二。さんとは東京ビッグサイトのイベントなどで一緒に販売しているそうです。
次回は11月19日の土曜日12時から16時まで、伊勢崎神社の2階で行います。テーマは「銘仙チョーカー」を作ろうですが、今回好評だったので、「アートフレームを作ろう」も引き続き行います。予約不要です。
2013年9月7日(土)・8日(日)に赤石楽舎とプリオパレスで展示された際の写真です。私もいろいろコレクションしていますが、ここまで状態の良い銘仙はなかなか出てきません。それにしても、これだけの物を作っていた当時の職人さんたちの技術や感性には、感嘆するばかりです。
館内は壁面全体に上毛カルタの壁紙が貼られ、大きな絵札のパネルが並んでいます。驚いたのは、今私たちが見ている絵札は3代目で、昭和22年の初版、40年ごろの改訂版に続き42年頃に今の絵札になったとのこと。いくつか併用絣の銘仙をお持ちし、今の絵札のような地味なものばかりじゃなかったと、2時間あまりお話をしてきました。
これが伊勢崎の初版と改訂版。今の絵札よりポップでずっといいのに・・・。お土産の初版、改訂版のキーホルダーがおすすめです。
今年も1年間飾った銘仙の人気投票をやっています。
月ごとの写真と投票箱です。是非投票してください。
こちらはスタッフさんのシャツに刺繍された「紡ちゃん」。去年とは色を変えています。
スターバックスのお店が桐生にもオープンします。50号沿いです。近くをお通りの際はご利用くださいね。
参加してくださった方々と作品です。皆さん楽しそうにやっておられました。作品も、どれも工夫の跡が見られて素晴らしい!
実は今回、店内はスタッフの方々に任せて、足りなくなったうちわなどの調達に走り回っていましたので、よく見ておりません。写真も店長が撮ったものを共有させてもらいました。
これまでのワークショップはテラス席で行っていたのですが、さすがにこの暑さで外は無理。店内の一角で行いました。
大学生のお二人。柄を活かして、夜空に上がった花火を表現。お見事!
色と柄の取り合わせが上手です。ゾウさん柄の銘仙は皆さん気に入ったようですね。
ご自分のセンスで楽しく作ってくれました。
こちらにもゾウさんが。
参加者の方が終わった後は、スタバのスタッフの皆さんも。
スタッフの皆さんの作品。紡ちゃんの姿も。好評だったので、8月にもう一度やろうかと話しています。
今日のワークショップは、テント生地で出来ているバッグに銘仙の生地を貼ってオリジナルバッグを作ります。子供の日、母の日に合わせて親子で募集しました。
銘仙の生地を選んで、それをどう配置するかがセンスの見せどころ。
親子で相談しながら、思い思いのデザインで柄を作ります。
配置が決まったら、テープで仮止め。
テープを外しながらアイロンで固定していきます。
こちらは大人参加者の作品。こんな感じを想定していたのですが・・。
お子さん中心のデザインは、こちらの想像の上を行っていました。なかなか楽しい1時間でした。
着物の模様が写った古新聞の束。これは“捺染”で着物の柄を染めたときに、糸の下に敷いてあった新聞紙です。昨年亡くなった境の石井廣実さんの捺染場に残っていたものですが、あまりにキレイなのでパネルにしてみることを考えました。
スターバックス伊勢崎今泉店のご好意でワークショップを行いました。
初めにスターバックスさんからのコーヒーとお菓子をいただいてから、20枚のパネルの製作に取り掛かってもらいました。
屋外のテラスで古新聞を切ってパネルに貼って行きます。色褪せが心配なので紫外線防止のスプレーをかけていますが、どのくらい効果があるのでしょうか。1時間半ほどで20枚のパネルと、自立型のパネルが完成しました。
出来上がったパネルは、店内のカウンターの下に並べて展示しています。
入口には自立型のパネルが飾られています。早速黒板アートでアートパネルの説明を書いてくれました。
スターバックス伊勢崎今泉店では、5月3日(金)に、今度は親子で作るワークショップを計画しています。
10枚の銘仙を背中合わせに5枚ずつ。今日は風がないので、静かに並んでいます。
屋外に展示するのは初めて。評判が良ければどこか広い場所で「大虫干し大会」やってみたいな。
さっそく黒板アートの名手が描いてくれました。
2023年11月16日(木)スターバックス伊勢崎今泉店の三神店長から、清明高校のインターンシップの生徒7人が、2グループに分かれ新商品をプレゼンするので審査員になって欲しいというお話がありました。
清明高校の校長先生らと審査しましたが、どちらもとても美味しかったので、22日から期間限定で販売されることになりました。
生徒さんが考案した2種類のドリンク。22日から28日まで期間限定です。
そのスターバックス伊勢崎今泉店の紡ちゃん。常連の方がサンタの赤い帽子を作ってくれたそうで、すっかりクリスマス気分です。
2024年10月31日(木)スターバックス伊勢崎今泉店に展示している銘仙を替えてきました。11月は「これぞ紅葉!」というような一面のもみじ柄です。少し小さいので、ひょっとしたら七五三の晴れ着だったのかもしれません。
「花見」「月見」「雪見」なのに何で「紅葉見」ではなく、「ブドウ狩り」「リンゴ狩り」のように「紅葉狩り」なのでしょうか。こういう時、日本語は面白いってつくづく思います。
着物全面を埋めつくす色とりどりの紅葉の葉っぱ。黄色と白の紅葉がラインを作っています。反物一反の幅は着物の半身分です。着物に仕立てるときに、どこにどの部分を組み合わせるかで、着物全体の感じが変わってきます。この着物は袖から着物全体に紅葉のラインが見事に繋がっています。
2024年9月30日(月)スターバックス伊勢崎今泉店に展示している銘仙を替えてきました。10月は色とりどりに紅葉した葉っぱ柄の併用絣。秋ですがインパクトの強い一枚です。
無地の背景が一切なく、色鮮やかな柄で埋め尽くされています。柄は色ごとに型紙を彫って染めます。一色につき経糸用1枚、緯糸用2枚。この銘仙を作るのに一体何枚の型紙を彫って染めたのでしょうか。
10月の説明は、紅葉、枯れ葉からの連想でオー・ヘンリーの「最後の一葉」。昭和世代の方には太田裕美の曲の方が思い浮ぶでしょうか?
9月24日のコーナーでも紹介した2年目の「紡ちゃん」。こちらは白シャツバージョンです。市内の(有)福田商店さんの刺繍です。下は去年の「紡ちゃん」です。
2024年8月31日(土)スターバックス伊勢崎今泉店に展示している銘仙を取り替えました。9月は秋の雰囲気の抽象柄、アラベスク模様とでもいうのでしょうか。
アラベスクの説明と、忘れちゃいけない、9月1日でスターバックス伊勢崎今泉店は開店2周年です。おめでとうございます!
何とも説明しずらい柄。銘仙にはそんな柄がたくさんあります。この細かく不規則な模様の型紙を彫って、経糸と緯糸を染めて、合わせながら織るって、職人さんは凄い!
今お店に並んでいる「竹あかり」の説明です。相変わらず黒板アートは見事です。
2024年8月5日(月)スターバックス伊勢崎今泉店に展示している銘仙を取り替えました。8月は山岩山を流れる谷川の風景、単衣の併用絣です。いつもは前月末日に展示替えをするのですが、今回はあいにくコロナに感染、ようやく復活いたしました。
山小屋という感じでもないし、隠れ家かな。こんなところがあったら、猛暑の伊勢崎を逃げ出して避暑に行きたい。
コバルトブルーの谷川が何とも涼しそう。
イラストは金魚ですが内容とは全くの無関係。今回は絹糸の話です。日本では家で蚕を繭にして糸を取りますが、海外では野外で繭になったものからとる「ワイルドシルク」が多くあります。銘仙の最盛期、こういった糸も輸入され絹産業を支えていました。
2024年6月30日(日)スターバックス伊勢崎今泉店に展示している銘仙を取り替えました。7月は緑色の濃淡で色分けされた抽象柄。単衣の併用絣です。
写真だと少し違いますが、この薄い緑の色は「柳色」というそうです。初夏の柳の葉色を思わせる明るい黄緑色です。
展示する着物の柄から何かに結び付けて書いているのですが、今月はネタ切れ。着物の「織物」と「染物」のお話です。興味があったら読んでみて下さい。
柄からは思いつかなかったのですが、今思えば季節がら「天幕(てんばく)城址 あかぼり蓮園」でも紹介すればよかったかなと思います。伊勢崎市の北の端、磯町、小菊の里の近くです。午前中がお勧めです。
ご存じ「紡ちゃん」。毎日暑いのでうちわを持ってもらいました。
2024年5月31日(金)スターバックス伊勢崎今泉店に展示している銘仙を取り替えました。6月は父の日にちなんでバラ柄の銘仙です。父の日に黄色いバラを贈るのは日本独自の風習のようです。
今月の案内表示は「父の日」です。110年ほど前アメリカで始まった父の日は、1950年ごろ日本にも伝わったようですが、いまだに母の日に比べてマイナーイベント。この展示を見て気付いた方、今年こそお父さんに感謝の言葉とプレゼントを贈りましょう!
比べてみると明らかに違うのですが、花札を連想してしまうのはなぜでしょうか?
2024年4月30日(火)スターバックス伊勢崎今泉店に展示している銘仙を取り替えました。5月はきれいな紫地に色鮮やかな4色のラインが入った銘仙です。半世紀以上昔の柄なのに古さを全く感じません。
今月の案内表示は「鯉のぼり」。上旬だけですが、華蔵寺公園周辺の粕川沿いで見られます。
「なぜこの銘仙で鯉のぼり?」この5色は吹き流しに使われる色です。そんな連想で選んでみました。
3月31日、展示を取り替えました。今月は桜です。毎年のように開花が早まって来ていましたが、なぜか今年は遅れ気味。でも昨日今日の暖かさで一気に開花が進みそうです。
今月の案内表示も『?』。「なんで桜の柄なのに砂漠の写真なの?」と思った方は、お店で読んでくださいね。
表現としてはおかしいですが「色とりどりの桜の花」といった感じでしょうか。
紡ちゃんもファーを外して薔薇の花束を持っています。
2月29日、展示を取り替えました。今月はなんと言ったらいいのかよく分からない抽象柄の銘仙です。アールデコ柄というようです。
今月の案内表示はこの柄を選んだ釈明(?)。
この柄を見ていたら、親しい人に「『一寸先は闇』じゃなくて『一寸先は光』だよ」と励まされたことを思い出しました。
なんてことが書いてあります。どうしてこの柄からこんな説明文が出て来るか、興味のある方はお店で読んでください。
細かい砂のような模様も型紙で表現します。
1月31日、展示を取り替えました。今月は羽織がメインです。目を引く赤い地色に、黒丸の中の白い鳥と花。着物は白地に亀甲に似た穴の開いた六角形の落ち着いた柄を合わせました。
今月の案内表示のイメージは“日常”です。先月は毎日の暮らしの大切さを改めて思い知らされた日々でした。自然の力の前にはあまりにも無力ですが、せめて一刻も早く日常の暮らしが取り戻せますように。
これは優しそうな白い鳩。
さて、この子は‥?(絵柄を回転しています)
12月31日、展示を取り替えました。今月はお正月らしい吉祥柄の併用絣です。
案内表示も思いっ切り正月モードです。
鼓に扇、色鮮やかなおめでた柄です。これも古い戦前の銘仙です。鼓の白い部分に細い横線が見えますが、これは金糸か銀糸の色を抜いた跡です。昭和15年に「奢侈品等製造販売制限規則」が施行され、金糸、銀糸の使用が禁止されるなどの規則が銘仙にも適用されました。それまでに作られた反物も薬品で色を抜くなどの措置をしてからでないと販売できなくなりました。このような銘仙も時々見受けられます。
相変わらずとても上手な黒板アート。1年のご挨拶です。明日にはまた新年のご挨拶になるのでしょう。
お正月の黒板アート。見事です。
紡ちゃん。サンタの赤い帽子をとって、白いファーで晴れ着スタイル。
夏から秋がなくて一気に冬。遅れていた紅葉が一気に進んでいます。それで黄葉盛りのイチョウのイメージで。(散ってしまったらどうしよう)。トラ柄にも見えるので38年ぶりに日本一になったタイガースのお祝いに。
今月は伊勢崎神社のイチョウです。店長からの提案で伊勢崎めいせん屋のホームページに繋がるQRコードを入れてみました。
拡大してみたけど、面白くはないね。
人気投票で一番だった夏のひまわり柄(まあその時展示していたものが一番印象が強いですからね)をもう一度。秋感を出すため茶色い唐草の羽織を併せてみました。この羽織、本当はもっと長いのですが、着物の柄を見せるため短くしています。
いよいよネタに困ってそのいきさつを書きました。
ビックリしたのはスタッフのみなさんのシャツに「紡ちゃん」のこんな刺繍が!開店1周年の記念で作ったそうです。
そういえば「紡ちゃん」をモデルにしたこの子も入っている伊勢崎地域ガチャダマ、好評につき増産されたそうです。前回発売されたとき、伊勢崎駅前のスーパーで11回チャレンジしたけど一度もゲットできませんでした。もう一度試してみようかしら。
イメージは秋っぽく。何もようと言ったらいいのでしょうか、灯りのように見えたり、クマの顔があったり。
最近書くネタに困っています。今月は華蔵寺公園にある「燈台」と、いせさき明治館前に新設されたガス灯のお話です。
柄を拡大してみました。なんでこんな模様を作ろうと思ったのでしょうか。展示をしていたら、お店のスタッフの女性が「ハロウィンのイメージですね」って。あ、なるほど。
この部分、クマが木の実でも食べようとしているように見えませんか。
9月の声を聞いてもまだまだ終わらない今年の夏。こちらも熱く、力強く咲き誇るヒマワリやダリヤなどの花々です。
今月はなかなか題材が見つからなくて、銘仙の話になりました。ここに展示してきた銘仙の多くは「併用絣」。原画から経糸用と緯糸用、それぞれの型紙を彫って、糸の段階で柄を染めて合わせながら織っていきます。世界でも伊勢崎だけでしか作れなかった技法です。去年の12月から毎月展示した銘仙の中で、お気に入りの1枚を投票してください。投票箱は「紡ちゃん」の横にあります。
花弁の鮮やかな赤やオレンジ色、茎や葉の黒、ミカン色やサーモンピンク、水色など。咲き誇る花々を表すのに、どれだけの職人さんたちの技術の粋が注ぎ込まれているのでしょうか。
今月はぐっとシックな緯総。船の柄です。紗の様に薄い単衣の銘仙です。透けすぎて柄が良く見えないので、襦袢を着せています。
今月は伊勢崎の初代町長・武孫平のお話です。
大海を渡る帆船。新大陸を目指す大航海時代の船か、開国を促す蒸気船か。ひょっとして海賊船か幽霊船?
不定形の淡い色合いの背景に、細い線で描いたレンガの壁か石垣のような柄です。
拡大して見ていると迷路に見えてきました。
7月の案内は時報鐘楼。大正4年に小林桂助氏の寄付により建てられました。明治16年横浜で創業した小林氏はハッカの輸出からトウガラシやショウガの輸出に手を広げましたが、関東大震災で被災。神戸に本社を移して、現在もスパイスの輸入量業界NO.1の食品輸入卸商社として継続しています。
今月の紡ちゃん。ドリンクのカスタマイズをお勧めしています。
たまにあることなのですが、背中の部分で生地を継いであります。仕立てるときに生地が足りなかったのか、柄合わせがうまくいかなかったのか。実際に着るときはちょうど帯で隠れますが、こうやって展示すると少し気になります。
拡大写真です。実際の花では、花弁の根元部分で見分けられるのですが・・・。
ところでこの着物は、2023年1月に伊勢崎オートレース場で行われた「SILK CUP」のポスターに使われました。レーサーの新井日和選手がモデル、カメラマンはMatsumotoErinaさん。
6月の観光案内は赤堀花しょうぶ園です。ハナショウブは、華蔵寺公園の水生植物園やあずま水生植物公園でも見られますが、規模は赤堀花しょうぶ園が一番です。気が滅入る季節ですが、傘をさして木道を歩いてみるのも一興かもしれませんね。
今月の銘仙です。何とも大胆な柄の併用絣、まるで1970年の大阪万博、太陽の塔の岡本太郎画伯が描いたかのような一枚です。昨年8月スマーク伊勢崎でも展示しました。
5月はこの柄にちなんで、岡本太郎氏の案内です。意外と知られていませんが、新栄町の広瀬公園に岡本太郎氏の「座ることを拒否する椅子」が7つ設置されています。1988年に行われた、南部土地区画整理事業完成記念式典には、岡本太郎氏もメインゲストとして参加しています。
訪れるたびに感心する今泉店のメッセージボード。このお店の場所、以前ガソリンスタンドだったことは知っていましたが、その前スーパーマルグンがあったことは知りませんでした。
今日の紡ちゃん。ガチャのキーホルダーに合わせて、片手をあげてみました。
今月はちょっとポップに。アルファベット?リボン?。う~ん〇〇ドのハニーチュロかも。
今月の銘仙の拡大写真です。色の鮮やかさもそうですが、背景のグレーの細い線まできれいに描かれています。
4月の案内はサクラに続く花の見どころ。華蔵寺公園のツツジやあずま水生公園のアヤメ、今年も行われるオープンガーデンなど、楽しい季節が続きます。
スタバのマスコット“紡(つむぐ)”ちゃん。3月28日から発売されている「伊勢崎ガチャタマVol.2」のキーホルダーのモデルになりました。ガチャタマはベイシアの市内4店舗で発売中。9種類のキーホルダーの中のひとつなので、この子に会える確率は9分の1。
スターバックス伊勢崎今泉店のメッセージボード。手書きの文字には思わず目が引き付けられます。
弥生3月、今月は桜です。渓流を彩る松と桜。昭和初期から中期に作られた併用絣です。
入ってすぐのところに展示しています。注文を考えながらでもご覧ください。
今月の説明パネルです。今月は伊勢崎の桜の名所のご案内。
昔風な街並みの風景描写の併用絣の着物です。瓦や板の屋根があったりなまこ壁の蔵があったり。柳も見えて今にも江戸の町人たちが現れそうです。
今月の説明パネルです。今月は「いせさき明治館」のご案内。
スターバックス伊勢崎今泉店のマスコット、銘仙テディベアの名前が決まりました。紡(つむぐ)ちゃんです。可愛がってくださいね。
新春にふさわしい咲き誇る紅梅の銘仙です。展示していたら外国人のお客さんが、早速「きれーい」って言いながら写真を撮っていました。
今月の銘仙の拡大写真です。伊勢崎銘仙の併用絣は、色ごとに何枚もの型紙を彫り、並べた経糸と緯糸にそれぞれ色を付け、柄を合わせながら織りあげる伊勢崎だけの技法です。技術の高さがうかがえる逸品です。
今月の説明パネルです。伊勢崎市内のロウバイの名所を案内しています。
12月12日(月)スターバックス伊勢崎今泉店に銘仙を展示させてもらえることになりました。
ドアを入ってすぐ左側の壁に展示されています。注文の列に並びながらにでもご覧下さい。
小さい色とりどりの菱形と白い六角形が並んでいる総柄の併用絣です。
毎回、銘仙の説明パネルも差し替えます。
「テディベアのお名前募集」もやっていました。
ドアを入ったところのウェルカムボード、鮮やかな伊勢崎銘仙で縁取られています。
スターバックスは地元密着の店を目指しているということで、高崎ではだるま、富岡では富岡製糸場をキーワードにしているようです。伊勢崎銘仙で今後も協力できることがあるか考えていきたいと思います。上下の縁の井桁模様は括り絣、左側は併用絣、右側は緯総絣です。
店内には伊勢崎銘仙の説明パネル、端切れを使ったアートボード、それとハロウィーン調のテディベアが飾られています。
市役所通り「上泉町南」信号の南東の角、駐車場も広いです。個人のフェイスブックでは9月1日のオープン時に紹介していたのですが、ホームページへの掲載の許可も頂きました。
児島響さんは2001年伊勢崎市生まれのピアニスト。11歳からウィーンに留学。クラシックやジャズ、ポップス、現代音楽などジャンルを超えて活動されています。今回ふるさとでコンサートを行うにあたり、朗読ゲストの女優・涼心(すずみ)さんに、伊勢崎銘仙を着てもらおうと声をかけてくれ、プログラムにも伊勢崎銘仙の説明を載せてくれました。
9月24日(土)に東京銀座のGINZA 7th Studioでピアノコンサートが行われます。ぜひご覧になってください。
19日のコンサートは、音楽にあまり縁の無かった私も、圧倒的なピアノの音に体中包まれ、とても楽しい時間でした。
数年前、バッキンガム宮殿前で車に乗って通られた女王を偶然お見掛けしました。車3台、大げさな警備もなくバッキンガム宮殿に入って行きました。イギリス国民に愛され、世界からも尊敬の念を集めた女王のご逝去にあたり心からお悔やみ申し上げます。
10年ほど前手に入れた、1953年のエリザベス女王戴冠式を記念した伊勢崎銘仙の併用絣。もう一度エリザベス女王を偲んでいただきたいと、急遽展示したいと考え、茂木園さんに相談したところ、快く展示を引き受けてくれました。ウェストミンスター寺院で女王の葬儀が行われるまで10日程展示します。この展示は終了いたしました。
王冠の柄です。鮮やかな色の宝玉の輝きまで表現されています。
ウェストミンスター寺院です。店内の写真と見比べてください。
これはシルエットのクイーン・ヴィクトリア記念碑。バッキンガム宮殿前の広場にあります。金色に輝く上部は勝利の女神。
ちょっと分かりずらいスマークホール。ヤオコー側の3階、SEGAのゲームコーナーの奥にあります。遥か先に衣桁にかかった着物が見えています。そのままお進みください。
何とも華やかな、これぞ併用絣という銘仙がお出迎え。エジプト・コプト柄風の銘仙です。戦前1939年ごろまでに作られた着物です。久々の展示です。
そのまま受付を過ぎた右側には、涼し気な単衣の滝のある風景。併用絣です。
今回の展示は「小林吉太郎写真展&伊勢崎銘仙展」、会場は右側に、小林吉太郎さんが撮影した昭和の伊勢崎の写真が120点ほど展示されています。「日常風景」「まつり・運動会」「こどもたち」「街並み」など懐かしい伊勢崎をご覧ください。
小林吉太郎さんの写真集「ねんねこ袢纏 空っ風」1冊4,500円 10冊だけお預かりしています。ご希望の方は8月13日、14日のみ会場で販売可能です。
この額の写真は、併用絣が出来るまでを写したものの一部です。下にあるのは実際に使われた銘仙の型紙。着物で好まれる「麻の葉模様」です。
ここからは銘仙の展示。大きなつづみ柄の単衣は戦前のもの。銀糸を使っています。説明パネルの下に貼ってあるのは、銘仙の図案の原画です。図案職については資料も少なく、実際に図案を描いていたという方にも、お会いしたことはありません。
艶やかな花柄の銘仙。百日草柄、黒地の薔薇柄、奥の緑色の銘仙は春の金閣寺のイメージ。こちら側にかかっている着物は具象柄です。
手前からモンドリアン風、ミロ風、アールデコ風というように、こちら側は抽象柄です。
華やかな伊勢崎銘仙は、デザイン性に優れ、今見ても全く古びていない抽象柄が人気でした。
一番手前の着物は、まるで岡本太郎のデザインのよう。どんな人が原画を描いたのか、洋行帰りの画学生なのか、売れっ子のグラフィックデザイナーなのか。興味はつきません。
こちらの銘仙パネルは、2020年に日本デザインコミッティーが松屋銀座7階デザインギャラリー1953で行った「イセサキメイセン-メイセンは二度死ぬ」の際展示されたものです。
主に併用絣ですが、解し絣、緯総絣、半併用絣など、技法の特徴がよく分かるパネルです。
これまでも何度か展示してきましたが、全32枚を展示するのは、松屋銀座以来です。
今回の展示会実現に力を貸していただいたスマーク伊勢崎さん、総合PRの皆様、会場を設営したいただいた方々、ありがとうございました。
今回の展示は開催前日8日の午後に行いました。ボランティアで展示を手伝ってくれた友人たちにも感謝です。
銘仙についてよく聞かれることを、簡単なQ&Aにまとめてみました。受付に置いてありますのでご覧ください。
銘仙の技法の説明と実際の布地も展示しています。
伊勢崎駅南口の通路で式典が行われました。小雨が降ったりやんだりするなか、大勢の人が集まりオープンの時を待っていました。
伊勢崎出身のロックバンド、ラッコタワーのキーボード、真一ジェットさんがお披露目の演奏を行いました。
ピアノのラッピングのデザインは、21世紀銘仙「赤いレンガ造り」の反物を撮影したもの。須藤玲子さんが柄の配置を考えてくれました。
「SCHWESTER」と記されているピアノは、2002年、旧黒羽根内科医院旧館が市に寄贈され、曳き家移転して「いせさき明治館」となったときからずっと明治館におかれていたもの。音も鳴らなくなっていたものを今回、ピアノプラザ群馬さんが修理、見事に復活しました。SCHWESTER PIANO(シュベスターピアノ)は日本で3番目に古く、手作りにこだわっているピアノメーカーです。
ピアノは伊勢崎駅のJR改札口から出て正面に設置されました。10:00~20:00の間、誰でも弾くことが出来ます。ピアノの上には伊勢崎銘仙と21世紀銘仙を説明したパネルが掲示されています。
須藤玲子さんとお会いするのは2年ぶり。たまたま見に来てくれていた旧知の元上毛新聞の田中さんとも会えて、記念撮影をしました。
開催直前の大ホール。前方から着物席、招待者席、指定席、自由席。コロナ対策をしながらも大勢の人が見に来てくれました。
舞台には上からヴィンテージ銘仙の反物を吊るしました。黒い幕を背景に、鮮やかに銘仙が浮き上がり、効果的な演出でした。
客席最後部のさらに上、この部屋から舞台にピンスポットを当てます。モデルさんの動きに合わせ、重くて、熱いライトを2人で担当。前日夜のリハーサルから何度も練習を重ね本番を迎えました。
抽選で当たる賞品にうちの子のベアとポーチが出品されていました。後で見たらもうどなたかにもらわれていったみたい。可愛がってね。
同時に、市民文化会館の3階で銘仙市も開催されました。写真はオープン前の準備中。
銘仙市の一角にクッションとテディベアも置いてもらいました。
当日は他にもいろいろなイベントがありましたが、忙しくて取材は出来ませんでした。
3月22日(水)あいにくの雪交じりの雨の中行われた撮影。岡本太郎の絵のような斬新なデザイン、併用絣の伊勢崎銘仙です。
いせさき明治館に場所を移して撮影しました。モデルは、市内の学生で21世紀銘仙の完成披露の際も着てもらった堀川さん、杉原さんとお孫さん、男性モデルは伊勢崎神社の禰宜の斉藤さん、着付けの長谷川さんです。
3月19日(土)伊勢崎駅周辺で行われた「いせさき楽市」。骨董市やキッチンカー、パンまつり、軽トラ市、音楽の演奏とともに、赤石楽舎では銘仙の着付体験「はいからさんの銘仙遊び」が行われ、11人が銘仙と袴で街歩きを楽しみました。
「はいからさんの銘仙遊び」の主催は「きものリサイクルセンター無二。」さん。ホールに展示されている銘仙も無二。さんのコレクションです。伊勢崎めいせん屋はテディベアの展示、銘仙診断で花を添えました。
こちらは杉原みち子さんの銘仙トーク。「世界に羽ばたけ伊勢崎銘仙」のDVDも上映しました。
伊勢崎神社での一コマ。参加された方が写真を送ってくれました。
2月8日、高崎市の日本絹の里で「第25回群馬の絹展」が始まりました。今年の絹展イチオシの商品は銘仙トートバッグ。11月の発表会以来のお披露目です。インビスタ社のコーデュラエコメイドキャンパスと銘仙、刺繍のコラボ商品。限定生産品です。
トートバッグに続くお勧め商品、銘仙サコッシュ。コーデュラエコメイドキャンパスと銘仙のコラボ商品。これも限定生産品です。
伊勢崎めいせん屋の看板娘たち。寒いのでファーを巻いている子もいます。
定番商品ポストカード、コースター、ポーチ、メガネケース。コサージュやネックストラップももあります。他のお店の写真はまた後で。
桐生の龍匠錦さん
意匠 荻野さん
イイヤマさん
MiKMoKさん
かすり工房 さいとうさん
新しく参加された まさ工房さん
こちらも新しいYMエージェンシーさん
愛田染工さん
2月9日、高崎市の日本絹の里で「第24回群馬の絹展」が始まりました。昨年は関連イベントが全て中止でしたが、今年は予定通り。たくさんの方々のご来場を期待しています。
伊勢崎めいせん屋の一番人気は何といってもテディベア。NHKのほっとぐんま630でもアップで紹介していただきました。
でも一番お買い上げいただけるのはポストカードとポーチです。
コサージュも皆さん手に取って見てはいただけるのですが・・・。
昨年に続いて、まさかの雪!2月10日は特異日か。
伊勢崎めいせん屋の売り場の半分は「Palpiter」のコーナー。伊勢崎市の3社(OCHAVA茂木園、メガネと補聴器の板垣、JOY)が共同で行った「I-MEISENものがたり」。商品開発に協力したJOYさんの新ブランドを展示販売しています。
「I-MEISENものがたり」茂木園さんの銘仙茶、板垣さんのメガネ拭き、どちらも絹製品ではないので売れませんが、しっかりPRしました。
JOYさんのストール、銘仙だけでなく伊勢崎大島でも作っています。なのでマスコットとして伊勢崎大島のベアを作ってみました。
2月10日、高崎市の日本絹の里で「第23回群馬の絹展」が始まりました。まん延防止等重点措置下で、関連事業の体験は全て中止、販売系だけでの開催です。
伊勢崎めいせん屋も出店しています。こちら側にはテディベアやポストカード。
こっちはコサージュやクッションを並べてみました。
全体像はこんな感じです。
他にもいろいろ絹関連の商品がが売られています。
初日、あいにくの雪。「大雪のおそれ」報道でお客は来ません。メディアは来たので、明日は期待できるかも。
「伊勢崎銘仙の日」関連事業として、2020年3月20日まで伊勢崎図書館で銘仙が展示されています。着物や羽織の他にも、生地を貼ったパネル、併用絣の工程を示す図、関連書籍、図案や型紙、当時のパンフレットなど貴重な品々が展示されています。
左の華やかな羽織は、真っ赤な紅葉に鬼の柄、能の「紅葉狩」でしょうか。右の着物は王冠にウエストミンスター寺院、1953年エリザベス2世の戴冠を寿いで作られたものと思われます。
こちらは羽織と着物のセット。左の羽織はイングリッシュガーデン風、下の着物は1957年に世界で初めて打ち上げられた人工衛星、スプートニク1号の柄です。右の華やかな羽織は御所車柄、下の着物はテニスラケットと王冠柄。1959年に結婚された昭和天皇ご夫妻の「テニスコートの恋」をモチーフにしています。
銘仙の技法の説明や、関連本の紹介。図書館で閲覧もできます。
ヴィクトリア&アルバート博物館は「赤いレンガ造り」だけでしたが、ロサンゼルスカウンティー美術館(LACMA)は3柄一緒に収蔵してくれることになりました。左は後藤大樹さんデザインの「時報塔」、右は堤有希さんデザインの「ツツジ」。
2020年2月のV&Aレセプションの際には、既にLACMAの話もあり、現地でLACMAのシャロン・タケダさんにもお会いしたのですが、その後コロナ禍や美術館建設の遅れなどでなかなか話が進みませんでした。LACMAに入れる着物を仕立てるために、上毛新聞社からも反物を寄贈してもらっているため、3月14日須藤玲子さんが上毛新聞社に進捗状況を説明してくれました。
2022年6月28日、LACMAに納入するための素材一式を、須藤玲子さんが経営する「布」の武倉弘明さんが取りに来てくれました。収蔵されるのは仕立てた着物だけでなく、経糸の緒巻や緯糸を巻いた管、「赤いレンガ造り」の原画、型紙9枚、緯糸を巻いた板、捺染用の刷毛、シャトルや綜絖、筬などの道具類迄21点に上ります。
共同発起人の杉原みち子さんと一緒に、リストと照らし合わせ、一つひとつ確認しながら引き渡しました。
伊藤正義さんが彫った21世紀銘仙本番に使った「赤いレンガ造り」の型紙は、すでにV&Aに納入してしまっているので、松屋銀座展示の際に、新たに膳勝美さんに彫ってもらい根岸茂行さんに紗を張ってもらった未使用の型紙(経糸3枚、緯糸6枚)をLACMAに納めます。
日本デザインコミッティーが、松屋銀座7階デザインギャラリー1953で3月に開催した展示を、伊勢崎市文化観光課と21世紀銘仙プロジェクトの共催で群馬県庁に再現しました。
県庁31階の物産展示室、レストランのあるフロアで、県庁が開いている時間(平日8時半~22時、土日祝日9時~22時)に無料で見ることが出来ます。
松屋銀座で展示した反物や銘仙パネル、21世紀銘仙の製造工程や道具類など、コロナ禍で銀座に行けなかった方にも楽しんでいただけるよう、出来る限り再現しました。
パネルと同じ生地のテディベアがお出迎えです。
大正から昭和中期に作られた銘仙をパネルにしました。
銘仙の多彩なデザイン、色彩をお楽しみください。
ガラスケースの中に入っています。
パネルを斜めに支えているのは、昔よく使われていた糸枠です。
ここにもテディベアが。
パネルにはそれぞれの技法が書いてあります。
パネルは合計で22枚展示しています。
反対側のガラスケースには銘仙の反物と、21世紀銘仙の工程を説明したイラスト、実際に使用した道具類などが並んでいます。
板締め、緯総、併用など銘仙の技法による柄の違いをご覧ください。
モチーフがバラエティーに富んでいるのも銘仙の特徴です。
銘仙が作られたのは大正から昭和中期がほとんどですが、この3反は現代銘仙です。
右から時報塔、つつじ、赤いレンガ造り。21世紀銘仙の3柄です。左端は赤いレンガ造りを経糸だけに捺染した解し絣で織ったものです。となりの併用絣との色の違いをご覧ください。
左端は整経した経糸12mを巻いたをお巻き。下は原画、上は捺染した経糸。原画のデザインはテキスタイルデザイナーの須藤玲子さん。
原画を色ごとに彫った型紙、経糸用3枚、緯糸用6枚。実際に21世紀銘仙に使った型紙は、ビクトリア&アルバート博物館に永久保存されているので、この型紙は松屋銀座の展示用に新たに彫りなおしてもらったものです。型紙彫りは膳勝美さん、型紙の紗張りは根岸茂行さんにお願いしました。お二人とも伊勢崎市在住です。型紙の右上に置いてあるのは経糸捺染用のヘラです。
上は板に巻いた緯糸、下は巻いた緯糸に捺染したものです。右は緯糸捺染用の丸刷毛。
左は筬(おさ)、右は綜絖(そうこう)。織り機に装着する道具で、綜絖で経糸を交互に上げ下げし、通した緯糸を筬で打ち込みます。
左は緯糸の綛(かせ)、上に小さく並んでいるの綛から巻いた管(くだ)です。管を順番に次の写真の杼(ひ)に付けて織っていきます。本はビクトリア&アルバート博物館で行った「KIMONO展」のカタログ、永久保存された21世紀銘仙の写真です。
ビクトリア&アルバート博物館からの招待状と永久保存を知らせるメール。右は織り機に付ける杼。
最後までご覧いただきありがとうございました。
トップページにも掲載していましたが、こちらにも動画を載せておきます。YouTubeの右下の四角を押して全画面表示にすると、細かいところまでよく見えます。
日本デザインコミッティーが松屋銀座7階デザインギャラリー1953で2020年3月23日(月)迄開催している展示会です。
この展示は終了いたしました。
決して広くないスペースですが、ダイナミックな展示になっています。
貴重なコレクションと資料を取り揃え、銘仙の驚くべき技術と創造性の世界を紹介しています。
壁面には、2016年に半世紀ぶりに復活した、「21世紀銘仙」の制作工程が、イラストで説明されています。
経糸と緯糸双方に同じ柄を型紙で捺染する「併用絣」の工程を、詳細なイラストで表しています。
中央には、いろいろな技法で作られた反物が飾られています。
「21世紀銘仙」で復活した併用絣3柄も展示されています。右から3番目の「赤いレンガ造り」がイギリス、ヴィクトリア&アルバート博物館に収納された銘仙です。
柱の面には、捺染作業中の写真や、筬、綜絖、シャトルなどの道具も展示されています。
別の壁面には伊勢崎銘仙で作った振袖。帯や草履などは須藤玲子さんのお見立てです。
反対側の壁面には、大正から昭和にかけて実際に作られた銘仙の生地をパネルにして展示しています。いずれも型紙捺染で作られた解し絣、併用絣、緯総絣です。
柱の反対側の面には、経糸の型紙と仮織りした経糸、緯糸の型紙と捺染した緯糸が展示されています。
展示されているパネルは32枚。風景や植物を描いたもの、シンプルな抽象柄など、どれも半世紀以上昔に作られたとは思えないデザインです。
2016年、およそ半世紀の間途絶えていた伊勢崎銘仙だけの技法「併用絣」の着尺を、14工程20人の職人さんたちの力で復活させることが出来ました。
その際作った3柄のうち、須藤玲子さんデザインの「赤いレンガ造り」がV&Aに永久保存され、今回展示されました。
2020年2月29日からのオープンに先立ち、2月26日午後6時45分からレセプションが行われました。
ヴィクトリア&アルバート博物館の正門前。レセプションということなので、銘仙を着て参加しました。
今回の展示「KYOTO:Kimono To Catwalk」の入り口です。
銘仙コーナーには、伊勢崎銘仙のポスターも飾られていました。
いせさき明治館で見るような銘仙の数々。ロンドンで見るのは、感慨深いものがあります。鮮やかな菊柄の併用絣。
赤、白、黄色の円形と矩形柄。括り絣。
黒や朱色、黄色などの波線模様。これも併用。
紺一色のチューリップ模様。解し絣。
御所車の車輪模様。解し絣。
黄色地に黒の横線。斜めにつる草。併用絣。
青、赤の花柄。緯総絣。
春の花の枝越しに、緑に抱かれた水辺のお宮の景色。併用絣の得意とする絵柄の一つです。
白地に輪を描いた黒線。線の間には赤や黄色の色が。併用絣。
色鮮やかな併用絣の羽織をジャケットのように。
鏡を使い立体的で印象的な展示です。
「赤いレンガ造り」の前で杉原さんとツーショット。
伊勢崎の西部モールの一角、MOVIX伊勢崎があった跡地に、2020年6月6日総合住宅展示場がオープンしました。
その2週間ほど前、伊勢崎めいせん屋にメールで、住友林業の高草木さんから「新しくできるモデルハウスに、銘仙で作ったものを置きたい」というお問い合わせをいただきました。
まだ工事中のモデルハウスに生地を持参して打ち合わせし、コースターとリバーシブルのランチョンマットを制作させていただくことになりました。
6月8日モデルハウスにお邪魔して写真を撮ってきました。
ランチョンマットは3枚、リバーシブルで使えるように裏表違う柄になっています。コースターは季節に合わせて使えるよういろいろな柄で14枚納品させていただきました。伊勢崎銘仙の説明文も置いてもらいました。
名和支店は2021年2月8日から、豊受支店名和出張所に変わりました。大手町出張所同様、毎月飾っています。
2月25日に展示替え、3月中展示している併用絣の伊勢崎銘仙です。春らしく、ピンク地のチューリップ柄です。名和出張所の展示は3月末で終了します。
豊受地区、名和地区は、銘仙が盛んだった頃、製作の中心となっていました。伊勢崎銘仙の代表的な技法、併用絣が作られていた地域です。
2月に飾っていた伊勢崎銘仙。春の訪れを感じさせる、枝花模様の羽織と着物。どちらも併用絣です。
12月29日から展示している伊勢崎銘仙。こちらは可愛らしいジュニア向けの銘仙です。お正月らしい手毬や花の柄の羽織と着物です。どちらも併用絣。庭で羽根つきなどしている姿が目に見えるようです。
12月29日まで展示した伊勢崎銘仙。パッと目を引く原色の羽織に、タイルのような抽象幾何学模様(刷毛目模様というようです)の着物です。どちらも昭和中期の併用絣です。
11月30日まで展示していた伊勢崎銘仙。黒地に鮮やかな赤、黄、白の菊の羽織です。糸菊の細い線まで、ずれなくきれいにあっている見事な併用絣です。
10月29日まで展示した伊勢崎銘仙。黄色地に細い朱色の格子模様に、紅葉した葉がパッチワークのような併用絣です。
9月30日まで展示した伊勢崎銘仙。深い緑色の縞に、色鮮やかに紅葉した木の葉模様の併用絣、袷です。
8月31日まで展示した伊勢崎銘仙。白地に四角い柄の緯総絣。涼し気な柄の単衣です。
7月31日まで展示していた伊勢崎銘仙。こちらは白地に何色も色を使った更紗模様の併用絣です。更紗模様はインド原産といわれ、インド更紗、ジャワ更紗など、今もアジア各地でよく見られる模様です。
6月30日まで展示した伊勢崎銘仙。こちらはシックな抽象模様の併用絣。モダンです。
5月31日まで展示した伊勢崎銘仙。今回は季節に合わせたバラ柄の併用絣です。バラは、銘仙では最もポピュラーな素材の一つで、たくさんの種類が作られています。
4月30日までに展示した伊勢崎銘仙。今回はピンク地のカーネーション柄の併用絣です。
3月30日まで展示した伊勢崎銘仙。紫色の地に赤、黄、グレーで桜を描いた併用絣です。弥生三月、桜の時期に合わせてみました。
2月26日まで展示した伊勢崎銘仙。春らしい梅花柄の併用絣の羽織に黄色い括り絣の着物を合わせました。
3月展示の伊勢崎銘仙。明るい色合いの春らしい花柄の併用絣です。
花柄部分の拡大写真です。
2020年から3年半にわたり続いたアイオー信用金庫での展示は今月で終了します。
2月展示の伊勢崎銘仙。先月の華やかな松と梅に続き今月も梅。シックな紺地に紅白の枝垂れ梅です。
1月展示の伊勢崎銘仙。燈籠に松と紅白の梅、正月のイメージです。松葉を赤にしたり、燈籠を金色にするなど、本来の色を変えて表現するのは銘仙ではよくある手法です。
12月展示の伊勢崎銘仙。黒いチューブに入ったイルミネーションでしょうか。ちょっとクリスマステイストも。
11月展示の伊勢崎銘仙。併用絣の逸品ですが、不穏な空模様みたいな感じです。
10月展示の伊勢崎銘仙。菊柄の銘仙です。地色の紫がきれいです。全体にレトロ感たっぷり。よく見ると金糸も入っていて戦前の物だと思います。
9月展示の伊勢崎銘仙。木の枝についている葉っぱは明らかに紅葉しているようですが、背景の模様からはまだまだ暑い太陽の光を感じます。
8月展示の伊勢崎銘仙。先月に引き続いて花柄の併用絣。葉っぱが青で花が赤紫の百合の銘仙です。
7月展示の伊勢崎銘仙。涼しそうな単衣の併用絣。タチアオイの柄だと思いますが、実際の花からは思いもよらない色で表現しているセンスが抜群です。
6月展示の伊勢崎銘仙。先月はいっぱいの花模様だったので、今月は印象的な抽象柄。濃紺の地に細い線で模様を描いた併用絣です。
5月展示の伊勢崎銘仙。今月は春爛漫、着物全体を覆いつくす花模様の併用絣です。
4月展示の伊勢崎銘仙。今月は色とりどりの矢羽根柄。銘仙で矢羽根といえば締切絣が一般的ですが、これは併用絣です。
3月展示の伊勢崎銘仙。今月は花、色とりどりの花々が咲き誇る併用絣です。ちょっと見油絵ののような感じです。
2月展示の伊勢崎銘仙。今月はちょっと雰囲気を変えて、アーティスチックなリンゴ柄の羽織に黒地の着物を合わせました。羽織は併用絣、大胆な幾何学模様の着物は緯総絣です。
1月展示の伊勢崎銘仙。新春を寿ぎ梅の花の羽織と鮮やかな緑色の御所車の着物を合わせました。どちらも併用絣です。
12月展示の伊勢崎銘仙。黒地にピンクのリボン、目を引く太い黄色の帯、ブドウや紅葉。まるでクリスマスプレゼントの包み紙のような楽しい併用絣の羽織を、水色の着物に合わせました。着物は括り絣のような柄ですが、これも併用絣です。
11月展示の伊勢崎銘仙。今月は大輪の菊の花。目にも鮮やかな糸菊が咲き誇っています。昭和初期の併用絣です。
10月展示の伊勢崎銘仙。更紗模様と言うのでしょうか、隙間なくいろいろな模様が組み合わさっています。場所により花に見えたり、鳥の顔に見えたりする部分もあります。昭和中期の併用絣です。
9月展示の伊勢崎銘仙。秋っぽい色合いで、里山の木々や花々、小さな橋や建物もうかがえます。昭和中期の併用絣です。
8月展示の伊勢崎銘仙。今回は黒地の緯総絣。相変わらず暑い日が続きます。水に浮かぶ花、お盆のイメージで展示しました。
7月に展示していた伊勢崎銘仙。40℃なんていう記録的な猛暑の中、せめて目で涼しさを感じてもらえるよう、今回は滝。珍しい水色の併用絣、単衣です。
6月展示の伊勢崎銘仙。今回は真っ赤な地色に白いカトレアが咲き誇る、華やかな単衣の併用絣です。まるでマカロンを散りばめたような背景は、万寿菊かな。
5月に展示していた伊勢崎銘仙。今回は季節に合わせて咲き誇るバラ柄の併用絣です。バラは銘仙でとても好まれた柄の一つです。
4月に展示した伊勢崎銘仙。今回は目先を変えて印象的な抽象柄の併用絣。オノサト・トシノブを思わせるような柄です。
3月に展示していた伊勢崎銘仙。春らしく、白地にタンポポ柄の併用絣です。
2月展示の伊勢崎銘仙。昭和中期頃、抽象模様の併用絣です。温かみのあるオレンジの羽織に、グレー地の着物を合わせました。
1月に展示していた伊勢崎銘仙。羽織は併用絣の芽吹く柳、着物は紫地に松と折鶴のおめでたい柄の解し絣です。柳はどんど焼きの繭玉にも見えます。
12月展示の伊勢崎銘仙。今月は現代アート。白地に赤や緑、青などの短冊状の模様の羽織に、濃紺の地に朱色と白の抽象模様の着物を合わせました。どちらも昭和中期の併用絣です。
11月に展示していた伊勢崎銘仙。ぐっと秋らしく紅葉の蔦模様です。近くで見ると、青い蔦の葉に金糸が入っているのがわかります。戦前に作られた併用絣です。
10月展示の伊勢崎銘仙。鮮やかなオレンジ色の地に、白い菊花模様。昭和初期から中期に作られた併用絣です。
9月に展示していた伊勢崎銘仙。先月に引き続き、軒並み中止の花火大会に、せめてもの花火柄の併用絣。9月なのでもう袷です。
8月展示の伊勢崎銘仙。今年も夏祭りは軒並み中止ですが、せめてもの神輿柄の併用絣、単衣です。お祭りの熱気が伝わってきそうな逸品です。
7月に展示していた伊勢崎銘仙。青地にシルバーの花と波の模様の解し絣。単衣です。
6月展示の伊勢崎銘仙。背景の涼し気な緑の帯はレース模様のよう。そこに銘仙では珍しいカトレア。赤と白の艶やかな花が彩る併用絣です。
5月31日まで展示した伊勢崎銘仙。季節に合わせたバラの花。花だけではなく、葉っぱまでも赤い印象的な併用絣です。
4月30日まで展示していた伊勢崎銘仙。動きのある花柄の併用絣です。白とグレーの流れるような背景に、印象的な黒い枝と花。昭和中期の銘仙ですが、古さを感じさせません。
3月30日までに展示した伊勢崎銘仙。今回は春らしくいっぱいの蝶々柄。赤地に鮮やかな黄色の蝶が飛び交う併用絣です。
2月26日まで展示した伊勢崎銘仙。極寒の季節に合わせ雪景色の併用絣の羽織です。紅梅のつぼみが春の訪れを告げています。着物は光沢のある赤茶の壷柄の緯総絣です。
1月28日までに展示した伊勢崎銘仙。お正月らしく華やかに。てまり柄のピンクの羽織は昭和初期から中期の併用絣です。明るい抽象柄の着物と合わせてみました。着物は解し絣の現代銘仙です。
12月25日クリスマスまでの1週間のみ展示している伊勢崎銘仙。ヨーロッパを思わせる夜景の空を何かが飛び交っているよう。よく見ると白い線はハートを描いています。サンタのそりの軌跡でしょうか。昭和初期から中期の併用絣です。
12月18日までに展示した伊勢崎銘仙。今回は羽織と着物。ゴッホのタッチを思わせるような、動きのある明るい抽象模様の羽織に、クリスマスカラーのダイヤ柄の着物を合わせてみました。昭和初期から中期の併用絣です。
11月に展示した伊勢崎銘仙。鮮やかな紅葉に彩られる風景を織りだした併用絣。高台にはお城も見えます。昭和初期から中期にかけて作られた袷の伊勢崎銘仙。
10月に展示した伊勢崎銘仙。秋色の花柄銘仙。昭和初期から中期の併用絣です。
9月に展示した伊勢崎銘仙。グリーンの横縞に、音符のような曲線が描かれリズム感ある模様の併用絣。昭和初期から中期にかけて作られた袷の伊勢崎銘仙。
8月に展示した伊勢崎銘仙。涼しげな竹をモチーフにした単衣の併用絣。
7月に展示した伊勢崎銘仙。昭和初期に作られた単衣の併用絣。大胆な渦巻模様と鮮やかな色彩が目を引く。
6月まで飾っていた伊勢崎銘仙。昭和初期から中期に作られた単衣の併用絣。花弁や葉をモチーフにした抽象模様。
アイオー信用金庫の大手町支店が、2月17日に大手町出張所になってリニューアルオープンするにあたり、伊勢崎銘仙を飾りたいというお話をいただきました。
アイオー信用金庫が作ってくれた看板。
1月20日に長谷川理事長と高橋さん、谷田さんが自宅に見えてお話を伺い、2月10日に下見、17日のオープン前に展示してきました。
中央の太い柱には、併用絣の鮮やかな反物を飾りました。
正面奥、右側の壁に飾った華やかな紅梅の銘仙が目を引きます。
テレビの下には、技法の説明と、銘仙の生地を貼ったアルバムを置き、お客さんに見てもらえるようにしました。
窓側にある3か所の壁のくぼみには、銘仙の生地で作ったファブリックパネルを飾りました。入ってすぐの場所には、おめでたい孔雀柄のパネル。
次は木に咲いた花を思わせる抽象柄のパネル。下にはパッチワークのように、銘仙の生地を貼り合わせたアートフレームを置きました。
ここも抽象柄。印象的な作品です。
3つあるテーブルには銘仙で作った小さなバラの花を置きました。
伊勢崎めいせん屋では、このようなディスプレイのご相談も承ります。メールでお問い合わせください。
境西中学校は比較的小規模な学校です。1年生は60人弱。声も届きやすいし、羽織も全員に行き渡ります。
写真は全て先生に撮っていただきました。
なので被写体はみんな生徒。
みんな思い思いにコーディネイト。
髪飾りもステキです。
最後に感謝の言葉を頂きました。
なんともありがたいことに、着いたら先生方が準備をすっかり整えてくれていました。
杉原さんは今日も絶好調。
これは先生?ねんねこにベアをおんぶ。
ランウェイを歩きます。
先生2人。カメラで生徒さんたちの写真をいっぱい撮ってね。
背中は杉原さん。生徒さんのコーディネイトをお手伝い。
これはなかなかのファッションセンス。
砂漠の民?
明治館所有の羽織は、男物を合わせても120枚ほどで、あとは銘仙の反物の端布で間に合わせています。コロナ禍の中だと「着てみて、さわって見て実感する!」体験教室は、本当に悩ましい。
生徒にとって、この日だけしか銘仙体験する機会が無いかも知れない!と思い、コーディネイト時間に、先生用に用意していた着物を必死に着せてしまいました。疎外感を感じている生徒が、ひとりでもいなければいいなぁ、と祈るような気持ちでした。
3年生2クラス45人の子供たち。初めての学校なのでうまく伝わるか心配でしたが、杞憂でした。みんな繭や反物に興味津々。白い繭を手に取って振って音を聞いてみたり。
12メートルもある反物の長さにビックリ。みんな色鮮やかな羽織をはおり大興奮。1時間半があっという間に感じた授業でした。
先生たちの銘仙コーディネートがぶっ飛んでて、生徒たち約150人が笑顔になりました。伊勢崎市立第一中学校のふるさと学習、2時限のひとこま。
羽織をはおり、コーディネイトをする生徒たち。授業後女子生徒ひとりから「成人式に銘仙振袖を着たいんです!」と相談がありました。何年後?元気でいられるかしら。
スライドを見ながら説明を聞きます。この朱色の羽織はスライドで山本知事が着ていたものです。
みんな思い思いの工夫を凝らしたコーディネイト。カメラにポーズです。
荻野目洋子のダンシングヒーローの曲に合わせて、ファッションショーは大盛り上がりでした。
左の子が抱いているベアは、今年2月に群馬絹の里でのイベントで買われた子。久しぶりのご対面。大事にしてくれているようで嬉しかったです。
2022年11月2日(水)伊勢崎市立豊受小学校4年生92人に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。今年度も杉原みち子さんとコンビです。DVDとスライドの後は、反物の長さにビックリ。本物の繭にも触ってもらいました。
小学校4年生だと羽織がひざ下まで。華やかな銘仙に合わせ、みんな思い思いにコーディネイトします。
これはユニーク、キツネのお面。
こちらは頭にいっぱい花を付けて。
2022年1月25日(火)伊勢崎市立第二中学校1年生169人に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
みんな思い思いの羽織を着てみました。
おなじみランウェイウォーク。賑やかに歩きました。
これは逸品、万里の長城を描いた羽織です。
ねんねこ袢纏、おぶっているのはテディベアです。右は杉原みち子さん。
2022年1月18日(火)伊勢崎市立境西中学校1年生54人に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
帽子をかぶった怪しげな(?)講師は杉原みち子さん。
おなじみランウェイウォーク。
先生たちもノリノリで歩きます。
廊下には、昨年の銘仙教室の写真が貼られていました。
2021年12月14日(火)、伊勢崎市立第三中学校1年生200人に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
思い思いのコーディネイトでランウェイを歩きました。
背中で縛っているのは何かな?
ねんねこ袢纏を着たラガーマンが手に持っているのは、銘仙テディベアです。
2021年12月3日(金)、伊勢崎市立第一中学校2年生175人に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
杉原みち子さんと先生方
ビデオとスライドで伊勢崎銘仙について学びます。
後半は、傘を盛ったり花を付けたりみんな思い思いにコーディネイト。
ねんねこ袢纏にテディベア。
杉原さんも羽織に帽子のコーディネイト。
赤じゅうたんのランウェイを歩きます。
肩を組んで仲良し3人組。
華やかな羽織ではいポーズ。
2021年11月2日(火)、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校中等部3年生120人に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
今年は体育館で間隔を取って並びました。
併用絣の羽織と着物を展示して見てもらいました。
杉原みち子さんによるコーディネイト指導。
選んだ羽織に合わせてコーディネイト。傘のリボンが可愛いですね。
仲良し3人は同系色で合わせました。
それぞれのコーディネイトでレッドカーペットをウオーキング。
2021年10月25日(月)、伊勢崎市境東小学校3年生47人に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
みんな自分の気に入った羽織を着てもらいました。
左から、一緒に講師をしている杉原みち子さん、担当の先生お二人と、右端が校長先生。
華やかな併用絣の反物。表裏がなくて、同じように鮮やかです。
実際にカイコの繭にも触ってもらいました。振ってみると音がします。中に何が入っているのかな?
2022年3月2日(水)、伊勢崎敬愛看護学院の、地域の歴史と文化を学ぶ授業の時間に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
1年生36人(女性32人、男性4人)が参加してくれました。
特に男性の羽織は裏の柄に凝ったものが多いので、裏返しに着てもらいました。
初めにスライドで伊勢崎銘仙を学んでもらいます。
コロナ禍の中、今回は講義中心で行いました。
2021年3月8日(月)、伊勢崎敬愛看護学院の、地域の歴史と文化を学ぶ授業の時間に、伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
1年生39人(女性36人、男性3人)が参加してくれました。男性は羽織を裏返しにして羽裏を見せるようにまとい、女性は色鮮やかな伊勢崎銘仙の羽織に、髪飾りなどでコーディネートして楽しみました。今回の写真は先生に撮影してもらいました。
2021年2月16日(火)、伊勢崎市立あずま中学校2年生274人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
今回の写真は全て先生に撮影してもらったものです。みんな思い思いの羽織をまとい、髪飾りや小物でコーディネートしました。
2020年12月15日、伊勢崎市立第三中学校1年生およそ230人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
今年はコロナ禍の中なので、いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと二人の授業です。明治館のスタッフや市の文化観光課の方たちが、事前の準備や生徒さんたちが着た羽織の始末などをしてくれています。
着物を着た子には舞台に上がってもらいました。
綿が入って暖かいねんねこ袢纏(ばんてん)。赤ちゃんの代わりはテディベア。お母さんが銘仙を織っている間、お父さんが赤ちゃんをおんぶ。伊勢崎では昔から"イクメン"がいました。
密を避けるため、広い体育館いっぱいに間隔をあけて座ります。
1反12m、反物の長さを感じてもらいました。糸の段階で染める銘仙は、表も裏も同じ鮮やかさです。
田口先生と杉原さんのランウェイウォーク。生徒さんたちも後に続きます。
持参してもらったグッズを使い、みんな思い思いのコーディネートを楽しみました。
2020年12月8日、伊勢崎市立第一中学校2年生およそ170人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
綿が入って暖かいねんねこ袢纏(ばんてん)。赤ちゃんの代わりはテディベア。お母さんが銘仙を織っている間、お父さんが赤ちゃんをおんぶ。伊勢崎では昔から"イクメン"がいました。
半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
男の子が頭にリボンをつけたり、ターバンを巻いたり、帽子やストールなどで現代的なスタイルのコーディネイト体験をしてもらいました。
銘仙の様々な柄や、反物の種類の違いを見てもらいました。中央の帽子をかぶったサングラスの人はいせさき銘仙の会の杉原みち子さん。
コロナ禍の今年はみんな間隔をとっての授業となりました。
2020年12月1日、伊勢崎市立第二中学校1年生およそ120人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
今年はコロナ禍の中でのふるさと学習です。感染対策もバッチリ。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
生徒さんには好きな羽織を着てもらい、銘仙の暖かさや肌触りを体験してもらいました。
人工衛星の柄や象と鳥など、銘仙のデザインが世の中の物事を、柔軟に取り入れていたことを見てもらいました。
およそ12メートル。1着の着物が出来る1反の着物地はこんなに長い!
2020年10月27日、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校3年生120人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
コロナ禍の中でのふるさと学習、今回の着付は先生方が担当してくれました。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さんと一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
生徒さんには好きな羽織を着てもらい、帽子やストールなど現代的なスタイルのコーディネイト体験をしてもらいました。
2020年1月28日、伊勢崎市立境南中学校1年生100人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
明治館のスタッフ、ボランティアさんが授業に先立ち先生方の着付をします。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア5人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
男の先生は、主にボランティアの長谷川いちのさんが着付をしてくれました。
教育委員会の赤岩先生も見に来てくれました。
今回は総勢11人で担当します。
着付を終えた男子生徒から順番に感想を聞いて行きます。
続いて女子生徒にも聞きます。
先生にも感想を聞きました。
1反、12~13メートルで1着の着物が出来ます。
休憩時間に質問をしにきた生徒さんもいました。
こちらも休憩時間。次に着たい羽織を探しています。
銘仙は時代の流行を柄に取り入れていました。
男女ペアでランウェイウォーク。
先生もノリノリです。
周りの生徒たちも大喝采。
代表の生徒さんからお礼の言葉をいただきました。
「人生に失敗はない。経験があるだけ。夢があれば何でもできる」杉原さんの結びの言葉です。
この境南中で、今年度のふるさと学習は全て終了いたしました。
2020年1月26日(日)、埼玉県立歴史と民族の博物館で「きものサミット」が行われました。
これは、埼玉県主催で昨年10月に「埼玉WABI SABI大祭典」という催し物の一部として行われる予定でしたが、台風19号の影響で中止になったものですが、今回、関係者の熱意で単独のイベントとして行われました。
開場前。120人ほどのホールです。
着物研究家で、十文字学園女子大学教授の大学教授のシーラ・クリフ氏が講演を行い、主催の「川越きもの散歩」の他、秩父、足利、館林、伊勢崎の5グループが参加し、それぞれの取り組みを発表しました。
会場も、各地から持ち寄った着物や反物でディスプレイしました。
21世紀銘仙の「ツツジ」をメインに、伊勢崎の併用絣が中央を飾ります。
出演者の打ち合わせ風景。左から2番目がシーラ・クリフさん。半併用の羽織を着ていました。
両巨頭の握手?。左は華道家で銘仙コレクター、秩父の木村和恵さん。およそ600点ものコレクションをこの博物館に寄贈したそうです。
休憩時間中。用意した資料120部はすべて終わりました。会場には銘仙を着たお客さんもチラホラ。
出演者席で。あれこれ着物談義に花が咲きます。
伊勢崎が発表のトリを飾り、スライドでこれまでの活動を紹介します。
最後に登壇者全員で記念写真。左端がこのイベントを取り仕切った川越きもの散歩の藤井美登里さん。
2020年1月21日、伊勢崎市立境西中学校1年生64人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
先生方にも協力してもらって、明治館から運んだ銘仙を並べ準備します。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア4人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
先ずはご挨拶。その後、女子は好みの銘仙を選び着付けを、男子は先着10名は着物を、その他は気に入った羽織を着ます。
羽織は裏地にも注目。
女子生徒全員で36人、なかなか着付けが終わりません。
着物を着た感想を聞いて行きました。
「いくらぐらいで買えますか」などの質問も出ます。
着物1着分、およそ12メートル。反物の長さにも、大胆な柄の反物が半世紀以上も前に作られたことにもびっくり。
この羽織の柄は何でしょう?
人工衛星スプートニク1号、銘仙は時代を反映しています。
休憩時間、髪飾りを取り替えたり、加えたり、おめかし。
大歓声の中ランウェイを歩きます。
向こう側では先生たちが写真撮影。
校長先生と杉原さんも歩きました。
最後に「貴重な体験でした」と感謝の言葉をいただきました。
2022年1月11日、毎年1月11日伊勢崎初市の日に、いせさき焼きまんじゅう愛好会が主催して行う「上州焼き饅祭」を、伊勢崎神社で行いました。
例年、年男、年女に「願い文字」を書いてもらっていましたが、昨年に続き今年も観客なしの「上州焼き饅祭」です。あいさつに訪れた臂市長にも、一筆入れてもらいました。
今年の文字は「八起萬祭」。やきまんさいと読んでください。縁起の良いイメージの文字でまとめました。
お饅頭は、まきばプロジェクトの秋山さんの仲介で、こどもNみかた、こどもiらんど、こども@みらい、yamきっず☆うねめの各学童で、おやつに食べてもらいました。
来年こそ今までの「上州焼き饅祭」が出来るよう、関係者一同、神殿で祈祷してもらいました。
2021年1月11日、毎年1月11日伊勢崎初市の日に、いせさき焼きまんじゅう愛好会が主催して行う「上州焼き饅祭」を、伊勢崎神社で行いました。
例年、境内を埋めつくす数百人の参拝客に見守られ行われる焼き饅祭も、今年は感染の危険を避けるため縮小し、拝殿内での神事のみ執り行いました。通常の「福饅神事」に加え「疫病退散」の祈願を行いました。
今年は使うことのない大串、刷毛、たれを入れる壷も、例年通りお祓いをしてもらいました。
焼きまんじゅう愛好会の井上会長が玉串奉奠しました。
伊勢崎神社の宮司によるお祝詞奏上です。
2019年12月21日、毎年1月11日伊勢崎初市の日に、いせさき焼きまんじゅう愛好会が主催して行う「上州焼き饅祭」のリハーサルを、伊勢崎神社で行いました。
年男年女、巫女役や焼き手は毎年変わるので、本番に向けて手順を確認しました。
例年、24歳から60歳までの年男年女4人を選び、通常の焼き饅頭300個分の大まんじゅうに「願い文字」を書いてもらいます。今回は当日が休日なので、12歳から48歳の子年4人にお願いしました。
本番の時は4人に銘仙を着てもらいます。
2019年12月17日、伊勢崎市立第三中学校1年生202人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
女子に着てもらう銘仙に合う帯を選んでいます。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア2人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
着物を着られなかった生徒は羽織を着ます。長テーブルに並べておいて、好きな柄を選んでもらいます。
担当の田口先生と斉藤先生。生徒入場前に準備万端。
女子生徒の着付が終わると、体育館が一気に華やかに。体操着から大変身。
着る人に合わせて、帯の結び方も変えています。
ステージ上には男子も整列。着物を着ると男女とも雰囲気が変わります。
校長先生に感想を話していただきました。
他の先生方にも銘仙を着た感想をお聞きしました。
1反の反物の長さにびっくり。表も裏も同じように鮮やかな銘仙の生地を見てもらいました。
音楽に合わせて毛氈のランウェイを歩くと、周りから歓声が上がります。
代表の生徒さんから感謝の言葉をいただきました。
最後に花束までいただきました。
2019年12月9日、伊勢崎市立第二中学校1年生186人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
明治館スタッフが先生の着付を行いました。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア2人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
ALTの先生にも着物を着てもらい、感想を聞きました。 銘仙は外国の人にもとても良く似合います。
着物を着られなかった生徒には、銘仙の羽織を着てもらいました。羽織の裏にもおしゃれなデザインの柄が‥。
着付が終わると、体育館が一気に華やかに。体操着から大変身。
羽織を着た生徒からも感想を聞きます。軽くて暖かいとの声が。
半世紀以上前の着物とは思えないほど、銘仙はみんなに良く似合っていました。
校長先生にも長羽織を着てもらいました。
12~13メートルの反物1反で、1着の着物が仕立てられます。
世相を取り入れた、銘仙の多彩な柄を見てもらいました。
実物の蚕の繭にも触ってもらいました。繭が固いのにびっくりした生徒も。
2019年12月3日、伊勢崎市立第一中学校2年生161人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア2人と一緒に、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
明治館スタッフとボランティアの半杭さんが校長先生の着付を行いました。
杉原さんが2年担任の先生の襟元を直し、よりカッコよくします。
男女とも先着順で希望者に体験着付をします。着付けは明治館職員とボランティアの方々。
着られなかった人は羽織を着て銘仙を体験します。
順番に着てみての感想を発表しました。
糸を染めてから織った先染めの銘仙と、先に織った白い布に、柄を付けた後染めの着物の違いを見てもらいました。
反物一反、およそ12、3メートルで一着の着物が作れます。
テニスラケット柄、人工衛星柄など世相を取り入れた銘仙を紹介しました。
本物の繭に触れてもらいました。繭の硬さにびっくりした人もいました。
3年前に復活させた、21世紀銘仙3柄を紹介しました。
2019年11月19日、伊勢崎市立あずま中学校2年生251人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア3人の9人で、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
251人、体育館に集合しました。
先着順で希望者に体験着付をします。着付けは明治館職員とボランティアの方々。
一足先に着付した先生も、髪飾りをつけてくれました。
自分で選んだ銘仙の羽織を着て「世界に羽ばたけ伊勢崎銘仙」のDVDをみて、学んでもらいます。
男女とも着物姿をお披露目。きれいに結んだ帯も気になります。
銘仙を着た感想や、質問などを発表してもらいました。
着物姿の川端教頭先生。羽織は裏側の意匠も凝っています。
およそ12メートルで1反。これで普通の着物1着分です。
今はもう作られていない鮮やかな併用絣。50年ぶりに復刻しました。
ペアでランウェイウォーク。
大歓声で盛り上がります。
先生たちもパフォーマンスを披露。
最後に、2階から卒業アルバム用の写真撮影。華やかな銘仙は生徒たちの記憶にも残るでしょう。
2019年11月12日、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校、中学3年生127人に伊勢崎銘仙を素材に「ふるさと学習」の授業を行いました。
いせさき銘仙の会の杉原みち子さん、いせさき明治館のスタッフ4人、ボランティア3人の9人で、半世紀以上前のビンテージ銘仙に触れながら、伝統文化を学んでもらいました。
活発に質疑応答も。
男女とも先着で希望者に体験着付をして、それ以外の生徒には羽織を着てもらい、全員に絹織物の感触を感じてもらいました。
世相を反映した銘仙の柄が多数作られていた事を紹介しました。
制服の上から銘仙を着てもらいました。華やいだ授業となりました。
男子も着物姿をお披露目。
男女ペアでファッションショーのランウェイウォーク。手拍子と大歓声で盛り上がりました。
担当の先生方も着物姿です。
2019年9月11日、境東小学校の3年生50人に、いせさき銘仙の会代表の杉原みち子さんと「銘仙教室」の授業を行いました。
小学生を対象にした講義は初めてでしたが、2時限、最後まで集中して聞いてくれました。事前に勉強をしてきたようで、質問もたくさん出ました。
2024年1月10日(水)伊勢崎オートレース場グリッドガールズ8人に、今年もコースの色に合わせた銘仙を着てもらいました。銘仙は50年以上前のもの。昔の体形に合わせて仕立てているので、今の人には丈も袖も短くて、大きいのを探すのが大変。中でも悩むのが緑や青の銘仙。もともと数が少なくなかなか出てきません。それでもこうやって着てもらえると苦労も吹き飛びます。
着付けが終わって記念に1枚。今年も着付けの竹本カヨ子先生、斎藤美智子先生とお弟子さんの荒木さん、美容師の須田信子さんと、午後からお仕事があるので写真にはいませんが須田さんの娘さんにお手伝いをしてもらいました。それといつも本当にお世話になっている相棒の滝沢利江さんです。
2023年1月9日(月)シルクカップ決勝戦、グリッドガールに銘仙を着付け、コースの色に合わせた銘仙を着てもらいました。着付けは竹本カヨ子先生。
グリッドガールズは8人いるので、限られた時間で準備するのは大変。今年から着付は斎藤美智子先生にも加わってもらいました。
ひとり完成です。右は斎藤先生のお弟子さんの小野さん。
こちらはヘアセットチーム。美容室おとぎのへや2の須田信子さんと娘さん。
自撮りで出来栄えを確認しています。
笑顔はお得意♡ ピース!。
順調に5人仕上がりました。
着付けとヘアセット完成。グリッドガールズ本番前にスタッフ一同と。
2022年1月10日(火)シルクカップ決勝戦、グリッドガールに銘仙を着付けしました。コースの色に合わせた銘仙を着てもらいました。着付けは前回と同じ竹本カヨ子先生、ヘアセットは、美容室おとぎのへや2の須田信子さん。
華やかな銘仙で表彰式に花を添えました。
2020年1月13日、伊勢崎オートレース場のジャパンビバレッジ・Gamboo杯GⅠ開場43周年記念シルクカップの最終日、8人組の女性ユニット「ISESAKI AUTOグリットガールズG★smil」が、銘仙を着てレースに花を添えました。
グリットガールズ休憩中。
G★SmilのTwitterにも銘仙姿がアップされていました。
竹本カヨ子先生による着付け。8人を手際よく着付て行きます。
ヘアセットは、美容室おとぎのへや2の須田信子さん。
2019年7月28日、伊勢崎オートレース場のさわやか杯ムーンライトチャンピオンカップの最終日、8人組の女性ユニット「ISESAKI AUTOグリットガールズG★smil」が、夏向きの単衣の銘仙を着てレースに花を添えました。
伊勢崎めいせん屋所蔵の単衣銘仙の中から、事前に、8人それぞれに似合う色と柄と帯を合わせ、当日、髪を結い、着付けをしました。
上の写真中央はヘアセット担当、美容室おとぎのへや2の須田信子さん。下の写真は着付け担当の竹本カヨ子先生。
7月29日付上毛新聞14面に記事が掲載されました。
伊勢崎オートレース場グリットガールズの銘仙着用は去年に次いで2度目。昨年は伊勢崎市観光物産協会での仕事でしたが、今年は伊勢崎めいせん屋が請け負いました。
このような銘仙を活用したイベントのご相談も承りますので、ご連絡ください。
2019年6月12日、東京八王子にある「東京造形大学」で伊勢崎銘仙について、いせさき銘仙の会代表の杉原みち子さんと講義をしてきました。
東京造形大学は、「21世紀銘仙」の際に知り合った須藤玲子さんが教授を務めていた大学で、後藤大樹先生を中心に、新たな「メイセン」の可能性を探るプロジェクトを展開しています。
学内で十数着の銘仙を展示していました。(事前に伊勢崎めいせん屋から貸し出している銘仙です)
午後5時15分からの講義に60名ほどの学生さんが集まってくれました。
実際の銘仙の生地で説明しています。
持参した羽織を着て、着心地を体感してもらいます。
専門的な質問も飛び出します。
2018年11月28日、埼玉県草加市にある「独協大学」で伊勢崎銘仙について、いせさき銘仙の会代表の杉原みち子さんと講義をしてきました。
今回の講義は、独協大学でジェンダー学やアジアにおける女性の労働が専門の堀芳枝教授からの依頼で行いました。
明治館での展示から、これまでのさまざまな活動を紹介しました。
実際に銘仙の羽織を着て嬉しそうな学生さんたち
最後に堀教授が専門の立場から解説しました。
城西大学の井上直子准教授らのグループによるプロジェクト、銘仙のデジタルアーカイブに協力しています。
2018年7月から何回かに分けて、伊勢崎市立図書館の一室を借り伊勢崎めいせん屋のコレクションの一部を撮影しています。
最終的にアーカイブは公開され、全世界からアクセスできるようにする予定だそうです。
着物全体だけでなく、顕微鏡のように繊維を拡大して撮影します。
撮影された写真は当サイトのコレクションページで随時紹介して行きます。